もう二度と行けない‥閉店してしまったコーヒーの名店

コーヒー

閉店してもうかなり経っても忘れられないコーヒー屋や、結局行けずじまいだった名店たち

全国にコーヒーの名店は多々ありますが、閉店しまいもう2度と味わうことが叶わないコーヒー屋も多くあります(行くことも出来なかった憧れのお店も)。

もはや伝説となっているような名店たちを紹介します。

吉祥寺もか

カフェ・バッハ、カフェ・ド・ランブルと並んで御三家と呼ばれるコーヒー屋だった吉祥寺もか。店主の標さんは、本当にコーヒーのことを真剣に考えている方で、多くのコーヒー屋とは本気度が違いました。

標さんが亡くなってかなりの時間が経ち、美化されている部分もあるとはいえ、唯一無二のコーヒー屋だったと思います。今主流のスペシャルティコーヒーが子供騙しに見えるような深みやエネルギーを感じました。

関係の深い福岡、美美の森光さんも亡くなってしまいましたね。それも非常に寂しいことです。

カフェ・ド・ランブル〜CAFE DE L’AMBRE〜

カフェ・ド・ランブルはお店自体は銀座にまだありますが、店主の関口さんが亡くなり、コーヒーの味も変わってしまったと思います。100歳を超えても焙煎を続けていたその姿勢には脱帽するしかありませんし、日本のコーヒー文化の発展に大きく貢献した名店です。

僕が通い始めた頃にはすでに違いましたが、昔は下手なこと言おうものなら追い出されるようなコーヒー屋だったようで、その頃も経験してみたかったですね。

なんとも言えない不思議なコーヒーも多いが、きちんと熟成したオールドビーンズに出会えた時は感動ものです。

移山房

荻窪のあったコーヒー屋、移山房。もともと十一房珈琲店にいた山田さんのお店です。ランブル関口さんのお弟子さん。移山房も未訪で、まだ営業していた時に東京にいたので悔しい思いをしています。お店と言えないような、どう考えても美味しいコーヒーが出てこなさそうなコーヒー屋だったよう。でも味はすごかったらしい。

なんち

吉祥寺もかの標さんの師匠である襟立さんが大阪で営業していたお店。僕が生まれる前になくなっているので訪れたことはありませんが、一度飲んでみたかったですね。昔のランブル以上にお客さんに厳しかったコーヒー屋の。行くことが出来ていたら、きっと相当怒られたことでしょう笑。

大坊珈琲店

表参道の交差点近くで、長い間営業していた大坊珈琲店。数年前に閉店した深煎り濃厚ネルドリップのお店です。小さな手廻し焙煎機で、店内で焙煎する大坊さんの姿を今でも鮮明に覚えています。

スペシャルティコーヒーとは関係のないクラシックな喫茶店といったお店でしたが、閉店近くなってから急にスペシャルティコーヒーが好きな人にも注目を浴び始め、スペシャルティコーヒーしか飲めないと言っていた人たちも美味しいと言い始めたのに驚いたのを覚えています。

大坊さんは、たまにイベントなどでコーヒーを出したりしているようですが、お客さんが殺到するようです。

珈琲のらんぷや

神田にあった、らんぷや。恥ずかしながら、らんぷやのことを知ったのは閉店してからです。もう少し早く知っていれば行けたのに‥。

らんぷやの珈琲は、極深煎りで非常に濃厚、甘みがかなり広がる珈琲だったと聞いたことがあります。

カフェ・フレンチ〜Cafe french〜

カフェ・フレンチは、自家焙煎ではありませんが、すごいお店でした。中性的な店主の語り口は淡々として穏やかせすが、芯があります。未だに理解できていないカフェ・フレンチの水出しコーヒーをもう一度飲んでみたい。

カフェ・ヴェスタ〜Cafe Vesta〜

渋谷に昔あったらしいコーヒー屋。カフェ・フレンチのマスターが昔、働いていたコーヒー屋で、すごいお店だったと以前聞きました。詳しい情報はわかりませんが、カフェ・フレンチのマスターがすごいと言うくらいだから、それはすごいお店だったのでしょう。

アンフィニ

かなり昔、学生時代にたまたま入った函館にあるコーヒー屋。昔すぎて自家焙煎かどうかもわからない。四層になっている不思議なコーヒーを飲んだ(コーヒーだけで味が四層になっている)。これも謎ではっきりとしたことは不明だが、なんとなくはわかってきたかもしれない。