大坊珈琲店の濃厚ネルドリップは濃すぎるぐらい濃いけど口当たりは非常にスムース

※2019年追記。大坊珈琲店は現在閉店しています。イベントなどで大坊さんの珈琲を飲む機会もあるそうですが、もう一度飲みたい珈琲の1つです。


大坊珈琲店〜最高の喫茶店を具現化したようなコーヒー屋〜

大坊珈琲店は表参道にある喫茶店です。暗いお店はいつも混雑しています。

カウンターとても狭いですが、狭くても、この雰囲気を味わう価値はあります。喫茶店って混んでなくても違和感ない数少ない業態だと思いますが(むしろ静かな方が好ましい、だから成り立たないですね…)、このお店は混んでいることで、雰囲気が保たれている気がします。カウンターは色々と見れますし楽しい。時間によっては焙煎も見れます。

大坊珈琲店の珈琲のスタイル

このお店の珈琲はブレント珈琲なのですが、珈琲豆の量と水の量で5種類に分かれています.。
① 30g 100cc 700円
② 25g 100cc 650円
③ 20g 100cc 600円
④ 25g  50cc 700円
⑤ 15g  150cc 600円

面白いスタイル。そして珈琲粉の量を考えるとすごく安い。抽出はネルドリップで、④のデミタスはエスプレッソ以上に濃い。日にもよりますが、濃すぎるくらい濃くても非常になめらかで、バラツキや刺激もなく、感動的に美味しい珈琲です。

ネルドリップとデミタスの相性は非常に良いと思います。

通常珈琲を淹れる時の珈琲粉の量は10gくらいでしょうか?それを考えると珈琲粉30gはかなりの濃さです。一番珈琲粉が少ないのでも15gだから、薄い珈琲はありません。ただ15gだと、大坊さんのロースト加減だと、あまり良くはありません(美味しくないわけではないけど、大坊珈琲に来たならもっと濃厚な珈琲を飲んだ方が良いと思う)。

大坊珈琲店の珈琲の味わい

大坊さんの珈琲はかなり温い。最も味がなじむ温度なんだそうですが、最初に言えば熱く出してもらうことも出来ます。でも熱い珈琲でも少し冷めてきたくらいが味もわかって美味しく感じたりもしますよね。加熱すると味も変わっちゃうし。熱いのが絶対好きってわけじゃなければ、そのままいただいた方が良いです。

多少スモーキーさもありますけど、大坊さんの珈琲は、濃厚なだけじゃなく旨味もしっかりあって、味もまとまっている。濃い珈琲を飲みたい場合は、まっさきに頭に浮かぶお店ですね。

ストレート珈琲もありますが、このお店にきたら、まずはブレンドかな。いろんな濃さで飲み比べて、好みの味を探すのも楽しそう。

珈琲豆販売もしています。店内に手廻しの焙煎機があって、朝から昼にかけて位に行くと、大坊さんが焙煎をしています。店内は煙もくもく。それもまたいいですよね。

手廻しの焙煎機でここまで美味しい珈琲を出すお店はない気がします。でも焙煎をみると意外と適当に見える。本を読みながらとか、なんか片手間に見えます。でも、見えるだけで違うんでしょうね。適当には作れない味だと思います。

大坊さんとは一度きちんとお話してみたいですけど、きっとその機会はないだろうなぁ。

大坊珈琲店の店舗情報

住所:東京都港区南青山3-13-20 2F

電話番号:

営業時間:[月~土] 9:00~20:00 [日・祝] 12:00~20:00

定休日:なし