レヴェランスで、古酒と料理のマリアージュを堪能する

生まれ変わったレヴェランス

古酒はあまり飲まなくなったと少し前の記事で書きましたが、最後にしっかり古酒をいただいたのは、数年前に行ったレヴェランスです(結構前です)。

シャンボールミュジニーレザムルーズ

レヴェランスは一度訪れたことがある広尾にあるフレンチのお店で、コーヒーにもこだわりがある楽しいお店でしたが、リニューアルして、完全に別のお店のようになっていました(売却されたようですが?)。

当時のソムリエでオーナーだった亀山さんはお店にはいなくて(でもサイトには紹介のページがある)、女性のソムリエの方がサーブしてくれます。

レヴェランス〜ブルゴーニュとシャンパーニュの古酒

新しいレヴェランスのコンセプトは、ブルゴーニュの古酒とシャンパーニュの古酒を使った料理とのマリアージュです。

古酒は難しいですが、さすがはレヴェランス、状態の良いワインが出てきます。好みで言うと、もう少し若い方が良いと思ったものも多々ありましたが、料理との相性がしっかりと考えられていて、非常に合います。

シャンパーニュの古酒は、エネルギーが少なくひねた味がするので、古酒の中でも特に好みませんが、ひね香はあるにせよ、許容範囲内です(このひねた香りが好きな方も多いですね)。

レヴェランス〜ワイン主体のマリアージュ〜

レヴェランスのマリアージュはワイン主体です。まずはワインありきで、そのワインとどういうマリアージュを目指すかを突き詰めているようです。

同じワインでもクリアな旨味を引き出したいのか、ワインの甘みに軸を置くのかなどで、食材や調理法を考えていくよう。

料理はワインのためにあって、実際、料理だけ食べると、うーん、みたいな味のものがワインと合わせると、抜群に良くなるものもありました。

ワインと合わせて初めて完成する味。すごくよく考えられていますね。

レヴェランス料理
レヴェランス料理

料理には料理名がなく、マリアージュのために必要だった素材とイメージだけが書かれています。どんな料理で、どんな合わせ方をしているのかを想像しながら食事を楽しみます。

非常に良いお店と思いますが、以前のお店とは完全に別物ですね。昔のレヴェランスほどの凄さはありませんが、コンセプトがしっかりとしていて、これはこれで魅力あるお店です。ただ小さなお店ですが、自分たちともう一組しかいなかったのは心配なところです。

行ったのはもう何年も前なので、現在はどんな状況なのでしょうか?少し調べてみましたが、情報が全然ないですね。営業はしているように思うのですが‥。

レヴェランスの店舗情報

住所:東京都港区南麻布4-12-4 プラチナコート広尾1F

電話番号:03-5475-3290

営業時間:[水曜~日曜]
18:30~21:30(L.O) ディナー
21:30~24:30(L.O.) アラカルト

定休日:月曜、火曜