楽天で購入できる人気の自家焙煎コーヒー豆を色々と試してみた

楽天でコーヒー豆を買う

ネットでの買い物に便利な楽天。もちろんコーヒー豆もたくさん販売されています。たまに何週連続一位とか、何年度売り上げNo.1みたいなページをみますが、知っているコーヒー屋を見かけたことがなく(名前だけは何度もみるので覚えてしまったお店はいくつかありますが)、楽天ならではの独自の世界が出来上がっているように感じます。

そんな楽天で人気のコーヒー豆は美味しいのか?実際に購入して色々と試してみました。

珈琲の王国 Beans510

珈琲の王国の特徴は焙煎度合いを好きに選べること。多くのコーヒー屋がその豆に一番良いとお店が考える焙煎度合いに仕上げているのに対して(2パターン用意するお店はある)、珈琲の王国は、シナモンからフレンチまで6つの焙煎度合いを自分で選ぶことが出来ます(シナモンとかすごい久しぶりに聞く言葉だ)。フルシティ〜カフェオレ〜のように、それぞれの焙煎度がどういうコーヒーに合うのか簡単に示されています。

初回限定の【ネコポス de 送料無料】お試しセット(200gx2)というのがあり、1000円と非常に安いので購入してみました。

珈琲豆はブレンドが2種類、「カリブの王様」と「アラブの商人」という名前のブレンドです。

ブレンド珈琲はいくつか扱っていますが、基本的にこういう名前の付け方です。

カリブの王様はカリブ海のコーヒー豆、アラブの商人はエチオピアなどを使ったブレンドです。

焙煎度合はシティ〜喫茶店のブラック〜にしました(デフォルトです)。確か、それぞれ違う焙煎度合には出来なかったと思います。おまかせもあるので、おまかせにしたらそれぞれ違う焙煎で来るのかも知れませんね。

直火焙煎機で少量づつ焙煎しているようです。注文が入ってから焙煎します。

直火らしい香ばしさ、苦味の出方。抽出するとすごく膨らむ。確かに鮮度は抜群。ブレンドの名前とかもそうですが、味も今っぽくない。

カテゴリーにスペシャルティコーヒーというものがあって、SCAAのカッピングフォーム80点以上のコーヒー豆、みたいなことが書かれていますが、銘柄を見てもスペシャルティコーヒーとは違う、コモディティ時代の上質コーヒーといった様子(好きな銘柄がいくつもある)。

穏やかでフレーバーの広がりがなく、地味な味わい。香ばしさと苦味を楽しむコーヒー。アラブの商人は抽出前の挽いたコーヒー豆の香りが非常に良い。抽出するとかなり弱まってしまいましたが、これは抽出次第ですごく良くなる可能性ありです。

誰にオススメするか?

珈琲の王国は、スペシャルティコーヒーが好きな人にはお勧めできません。コーヒーが好きだけど、普段飲むのは、コンビニとかマックとかの方は一段高い味わいを楽しめると思います。鮮度が間違いなく高いのは魅力的です。ネットで購入すると、届いたコーヒー豆が意外と古いなんてこともありますから。

焙煎度合いが選べるので、同じコーヒー豆を様々な焙煎度合いで注文し、飲み比べるとそのコーヒー豆の理解が深まりそうです(これはやってみようかな?)。この焙煎の仕方だと、深煎りのコーヒー豆の方がいいかも知れません。

加藤珈琲店

金のコーヒー

楽天で買い物は頻繁にするので名前は昔から知っていた加藤珈琲店。楽天市場ショップ・オブ・ザイヤーを13年連続受賞しているコーヒー店です。

今回、初めて購入してみました。金の珈琲というブレンドコーヒーです。カップ・オブ・エクセレンス&Qグレードブレンドと記載があり、値段は630円程度と破格の安さです。ただ今回はこのコーヒーしか注文してないので送料が同じくらいかかりました。3500円以上コーヒー豆などを購入すれば送料無料です。

Qグレードは、CQI(Qグレーダーというコーヒーの資格の認定をしている組織)がクオリティを認めたコーヒー豆です。

袋にはQグレードの文字はなくカップ・オブ・エクセレンスブレンドとだけ書いてあります。ブラジルやコロンビアのコーヒー豆のよう。

購入したコーヒー豆は鮮度抜群です。綺麗に膨らみます。味わいは中庸というかスペシャルティコーヒーぽい味の広がり、果実感は感じられません。ロースト自体、ちょっと深めですね。真っ当な味わいではあります。香ばしいというか焦げっぽい。強い苦味。

カップ・オブ・エクセレンスに選ばれるような味わいとは随分と異なります(焙煎の深さの問題ではなく)値段も安いしカップ・オブ・エクセレンスの(順位が低い)コーヒー豆を少しだけブレンドしたものなんだろうなぁと。

ですが改めて説明文を読んでみると、カップ・オブ・エクセレンスとQグレードだけを贅沢にブレンドとのこと‥。それはわかりませんでした‥。本当に??

カップ・オブ・エクセレンスとかそういう言葉を聞いてしまうと、あまりに違いすぎるので違和感を感じますが、値段を考えると全然良いコーヒーだと思います。スペシャルティコーヒー的なフレーバーや酸が苦手な方もそこそこいますし、こういう味わいが安心する人も多い気がします。

楽天の他のコーヒー屋もそうですが、特に加藤珈琲店はラインナップがわかりづらい。ごちゃごちゃしていて、福袋とか2キロとかのものが目立つ位置にあります。

こういうロットの大きなコーヒー豆が良く売れるんでしょうね。少量コーヒー豆を購入しようというのには向いていない。買えるけど割高で探すのに苦労します。

コーヒーばかの店

どこにコーヒーを買おうかと検索していて見つけた、コーヒーばかの店。岐阜にあるコーヒー屋のようです。初めて知ったコーヒー屋ですが、楽天でかなり売れているよう。

名前のインパクトで購入を決めました。

実店舗は10年以上営業しているようで、その間に焙煎機を10台以上試したとか。それはすごい。実店舗は名前が違って、カフェ・エッフェと言うようです。

現在は三台の焙煎機を使い分けているようです。富士珈機の初期のブタ釜(直火)、富士珈機の初期の半熱風式(ブタ釜にも半熱風式があると聞いたことあるけど違うのかな?)、フジロイヤルの直火焙煎機を使い分けているよう。大きさなどは不明(ブタ釜は同じサイズしか見たことない気がします)

初期型のブタ釜は噴出口の形状が違うらしいですね。

どのコーヒー豆がどの焙煎機を使っているかは明記されていません。

購入したのは1000円(税込)で120gのコーヒー豆が2種類付いてくるお試しセット。送料もかかりません。

値段的にはとても安くて良い。

届くコーヒー豆は決まっていて、一つはブラジル・サントスNO2、もう一つはマンデリンベースのブレンドである、清流長良川。

清流長良川は、高級なコーヒー豆を使用したプレミアムブレンドで、上品かつ繊細な味わい、という説明です。

実際に飲んでみた清流長良川は、大人しくて確かにクリアさはあります。香ばしさ、直火的。派手さのなさ。昔っぽさ。清涼感。

マンデリンベースでクリアな仕上がりなのは面白い。ブラジルサントスNO2という表記を見る限り、マンデリンは昔のマンデリンなんだと思いますが(実際スペシャルティコーヒーぽさは皆無)、癖もなく、マンデリンぽい香りもなく少し不思議。ブレンド、焙煎の妙なのか、コーヒー豆が特殊なのか。

香ばしさとドライさが前面に来ますね。焦げた風味。コーヒー豆も違えば、焙煎の仕方も今主流のコーヒーショップとは全然違うベクトル。

ブラジル・サントスN02も何気に良い。コーヒー豆を挽いた時と抽出中の香りが抜群。本当に素晴らしい。ブラジル・サントスにこんな香味あったんですね。抽出したコーヒー自体は最初の香りの良さからすると大人しい味わいでした。それでも穏やかでやはりクリア。良いコーヒーだと思います。

これはブタ釜を使っているのかな?

3種類の焙煎機を使い分けているので、色んな銘柄を飲み比べてみたいですね。個性を活かすためにどのように使い分けているのか興味があります。

お試しセットは安いし、焙煎もきちんとしているのでオススメです。ただここもスペシャルティコーヒー好きの方にはオススメ出来ないかな。香ばしいコーヒーが好きな方に。


楽天で売れているコーヒー屋は質で評価されているというより、大きなロットのコーヒーを安く送料無料で販売しているところが多く、それがたくさん売れているので、どこが美味しいコーヒー屋なのかが分かりづらいです。

そしてどのコーヒー屋も銘柄を探しにくい。本当に探しにくい。

きっとすごく美味しいコーヒー豆を販売しているコーヒー屋もあるはずですが、埋もれてしまいます。なのでこれからも少しづつ楽天を探索しつつ、コーヒー屋を探していきたいと思います。