お金持ちのお酒

高級ワインと安ワイン

ワインはお金持ちのお酒だなぁって思います。お金さえあれば美味しいのが飲めちゃう飲み物というかね。本当は飲み方とか組み合わせの妙があるから奥深いんだけど、その辺は抜きにして、DRCとか5大シャトーとかアメリカとかのカルトワインは、お金がないとなかなか飲めないですよね。

これらのワインはは非常に値段が高いですけど、お金持ちにはまぁ気にならないレベル(例外あり)。まぁ全然飲み頃じゃないワインを飲んでしまって美味しくないなんて話もありますけど、そこさえクリアできればね(本当は美味しく飲むコツみたいのが色々とあって、高級ワインをマズくして飲んでいるケースが多い。でもきっと味は気にしないのでしょうね)。

でも本当にワインのことがきちんとわかっているのはお金持ちの方だとも思います。ちゃんと考えて飲んでいるお金持ちの方。

高級ワインは、ブランド価格で味以上に値段がつりあがっちゃっていることを差し引いても、最高のワインであることは間違いないので、非常にわかりやすい嗜好品だなって思います。お金さえあれば最高のものを飲めちゃうわけなので。

それを考えると他の嗜好品は意外とこうはいかない。モルトとかだって、お金があればいいのが飲めるのは間違いないですが、ボトラーズとかちゃんとわかってないと本当に美味しいのは買うこともできない。

中国茶だったら品評会でトップになったやつとかになっちゃうか。それもまた単純に美味しさとは結びつかない。

コーヒーは全般的に安い。グランクリュカフェみたいな例外もあるけど、COE1位を取ったってお手ごろだ(エルインヘルトみたいな場合もあるにしても)。お金にものを言わせてって言うのがまったく通用しない。なによりローストや時間の経過で別物みたいになってしまうしね。

お金があれば買えちゃうってことでもワインはお金持ちのお酒だと思うけど、お金持ちに似合うお酒でもある。前に結構なお金持ちが来るようなワイン会に無謀ながら参加したことがあるけど、みなさん非常にかっこよかった。いいワインを飲みなれているからこその余裕というかね。

ワインなんて非常に日本人に似合いにくいお酒だと思うんだけど、お上品な層には似合う(一般人に比べてね)。多くのワイン好きって人は意外とイメージだけで飲んでいて、本当に美味しいワインを飲んだことなかったりする。これも飲んでないのにワイン本当に好き?みたいなね。飲んだことがあっても一度ではわからない部分も多いですしね。

でもまぁ高級ワインにはない魅力が、安ワインにもあったりするから(まったくベクトルが別方向に向いている)、そういうのも知らないのはもったいないなぁとは思います。色んな工夫をして値段以上に美味しく飲ませてくれるお店もありますからね。

僕なんかは似合わなくてもワインの味が好きなんで、安ワインから高級ワインまで(無理してでも)飲んでいます‥。

どちらにしてもワインの理解を深めようと思ったら、高級ワインの味を知ることも大切ですからね。本当に大変‥。