ワインやコーヒーを飲んだ時に考えていること。気をつけていること

飲み物を飲むときの心構え

毎日のようにワインやコーヒー、お茶なんかを飲んではあーだこーだと想いを巡らせるわけですが、気をつけていること。

その時の味でしかない

まず、そのワインやコーヒーの味は、その時の味でしかないということ。色んな諸条件で味わいは大きく変わりますからね。シチュエーションなどで感じ方も変わりますし、コーヒーなら焙煎、抽出、時間経過の影響、ワインも保管、熟成、開けてからの開かせ方、グラスの違い、注ぎ方などがありますね。

時間による変化はみなさん、理解があるように思いますが、同時に注いだワインであっても、ちょっとした方法の違いで味は大きく変わります(すごく面白い分野です)。

ワインの抜栓後の味の変化

先ほども書いたように、抜栓後の味の変化は多くの方が理解している部分です。

抜栓後、ゆっくりと空気を含ませながら時間をかけて味わうのが色んな顔が見えて楽しいのですが、なかなかそうもいかず、ワイン会などで少しだけ飲む場合は、それがどんなタイミングで自分のもとにサーヴされたものかを意識します。

基本的にデカンタージュは好みません。急速な参加ではなく、あくまでも自然にゆっくりと酸化させていくのがいいです(勝手にデカンタージュされている場合も良くありますが)。

ボトル差

ボトル差もありますし、全く同じワインを開けてすぐに飲んでみて、アレなんか違うって思うこともしばしばですしね。ですが、それがボトル差なのか、保管のせいなのか、他の様々な影響なのかの判断は難しいところです。

グラス、カップ

加えてグラスも意識。とくに試飲会でですが、合ったグラスで飲んだら…というイメージを膨らませながら飲みます。使い捨てカップで飲む試飲とか難しい…。

今の自分にはわからない味

要はその時の印象が全てではないということ。

今の自分にはわからない味もありますし、自分の捉え方が必ずしも正しくないということも考えます。それを踏まえた上で、今自分が感じたことを素直に表現する。

飲んだものの本質を捉えてはいないかもしれないし、飲んだものから全体像を捉えることもできないけれど、自分がそのとき捉えた感覚事態は真実というかね。

情報の遮断

あとはどうしても情報に左右されてしまう部分があるので、ワインの試飲会などはブラインドで飲むかな。あんまりたいしたことないと思ったのが、意外と高いワインで、そう思って飲むと、前より美味しく感じたり…なんてこともありますね、残念ながら。

情報が与えられることで味が捉えられることも実際、多々あります。最初はわからなかったのに、品種を教えてもらったら、その個性がみえてきたりね。

敬意をはらう。美味しく飲む

あーそうだ、これ大事。常に美味しく飲もうとすること。基本ポジティブに捉えたいなと思っています(例外あり)。

そう思って飲んでも、どう考えてもアカンな…ってことも多々ありますけどね。飲む前の姿勢はポジティブにして、ワインやコーヒーに敬意をはらっています。