93年のエチオピア

十一房珈琲店のエチオピアハラー93

よく行く十一房珈琲店。最近は全然美味しいコーヒーに出会えてなかったのですが(どちらかというと平均以下)、こないだ飲んだヴィンテージ、エチオピアハラー93は抜群でした。

ベシェ怖い、ふり幅がありすぎる…。

まさにジュストキュイ!これ以上ないくらい完璧な焙煎だと思う。味の深み、重なり、かつ優しい当たり。この優しく体に染みわたっていく感覚は、ワインの古酒に近い感覚だ(正直ワインのが凄いけどね。ただモルトやその他オードヴィーをいくら熟成させても生まれない感覚だと思う)。

生豆の熟成も今というタイミングだったように思うし、抽出も抜群(濃いめがいい)。素晴らしい香味で、なかなか出会えない味だったけど、もう一段上にいける気もします。あと半日くらいか、もっと短いくらいかの熟成がベストだったかも(いや充分すぎるくらい美味しかったですけどね)。

十一房は、焙煎士が変わってから味が変わり安定度がなくなりましたけど、その分当たった時はすごい。ある時のキューバは本当に驚いた。

他にもイエメンやケニア、ヴィンテージのいくつかですごいのに出会っている。ブラジルの甘さに驚いたこともあったな。ヴィンテージで一番美味しいと思ったコーヒーも十一房だ。ランブルでも機屋でもない。

当たり外れといえばランブルも最近は良くない。オールドビーンズはかび臭いものが多いし、それを差し引いても香味が足りない。そんなランブルも数ヶ月前に飲んだセレベス(これはオールド表記ではない。でも割と熟成されていると思う)はメチャクチャ美味しかった。こういうのがあるから通うのを止められない。

僕は自家焙煎のコーヒー屋に関しては小さなお店、マスターが一人でやっているようなところが好きだけど(マスターの個性をそのまま楽しめる)、十一房やランブルはそういうお店とは違う。そういう場合、接客や味などが適当になる場合が多いが(やっている本人に適当という意識はない)、そうなってないのが素晴らしい。まぁランブルに関してはもっと敷居が高いくらいがいい気はしますが。行きやすくなりすぎて…。関口さんが焙煎だけじゃなくてカウンターにどーんと立っていたらいいんですけどね(昔からいなかったという話も聞くけど)。

ランブル関係のお店で一番味が安定していて安心なのはコジローだと思う。ミネルヴァもなかなか勇気がいるし(美味しいのあるけどね)、テディの方の十一房はいいのに当たったことがないのでなかなか足が向かない。

ランブルにしろ十一房にしろ、ミネルヴァにしろ一回か二回くらいしか行ったことがなくて美味しくないと思っている人たくさんいるだろうなぁ。こないだ行ったバーのマスター(若い方)が自分にとってコーヒー屋といえばランブルだけだ、みたいなことを言っていたのが妙にうれしかった。

そうそうエチオピアに話を戻して、最近は、オオヤコーヒのモナイルガチェフェモカ(美美さんとこの豆)や、丸山珈琲のエチオピアシダモエキセなどを飲んでいますが、それぞれ良かったですけど段違いです。でもやっぱり一番印象深いエチオピアというとカフーのミスティバレーかなぁ?