グァテマラのゲイシャ

グァテマラでもゲイシャ

先日、あるカッピング会で飲んだコーヒーの中に、もろにエチオピアの香味がするものがあり、自信をもって、これはエチオピアですよね、なんて言ったら、驚きのグァテマラでした…。
正直、ホントに驚いた。


そのコーヒー豆は、グァテマラでは唯一のゲイシャを栽培している農園だそうで(農園名わかりません)、エチオピアのゲイシャが巡り巡ってグァテマラで、同じ味を作り出すとは。


ゲイシャって言うと、パナマに代表されるようなもっとジューシーで酸味が印象的ですが、やはりエチオピアらしい香味作りに大きな影響を与えていたんですね。


地域や栽培方法などと相まって、まさにエチオピアだと言える味になったんですね。カッピングではこのグアァテマラの後にホントウのエチオピアがあったのですが、グァテマラの印象が強すぎて分からなかったくらいです(言われてから飲めばエチオピアのニュアンスがありましたが)。


このグァテマラゲイシャは日本に入ってきているものではなくて、農園を回っているバイヤーの方が、特別にゆずってもらったものだそうです。


色んなところで聞いていますが、やっぱりどうやっても売ってくれない高品質なコーヒー豆というものがあって、長年の信頼関係が築かれているヨーロッパなどに流れてしまうそう。


存在すら知る事が出来ない美味しいコーヒーがまだまだあるかと思うとワクワクする反面、飲めなくてもいいから、こんなコーヒー豆があるってことだけは知りたいですね。


買えないまでも、ある程度の信頼関係が築ければ、少量だけでも譲ってもらえるとしたら、バイヤーやりたいなぁなんて思ったり…。