マイナス2℃と名人

アサヒスーパードライエクストラコールド

いまさらな感があるけど、銀座に期間限定で氷点下のスーパードライを飲めるバーがオープンしてますね。アサヒスーパードライエクストラコールドBARです。


マイナス3度で凍るビールをマイナス2度(0度からマイナス2℃)で提供するお店です。なんか僕の働いているお店の近くですが、行列できてます。


一昔前はビールは冷たくして飲むみたいなところがありましたが、割と最近は、ビールは5度くらいが美味しいというのが一般的かな?本場ドイツの飲み頃温度。


まぁ銘柄にもよりますが、冷たすぎないドイツのビールは美味しい。僕がもっとも好きなベルギービールだともっと温度帯の幅は広い。でもこれ、ワインと一緒で、単に本場とあわせてもしょうがないんですよね。赤ワインは室温とか言うのも、フランスの話だし、気候や環境、文化が違えば、美味しく飲める温度だって変わる。


本当にそれが美味しいと思って飲むのならなんら問題はないけど、本場がこうだから、こうじゃなきゃダメみたいな頭でっかちなのはいただけない。僕はワインも適温と言われている温度より少し低い方が好きだ。


それから日本の大手が作るビールは、冷たくして美味しい。夏ならなおさら。仕事のあとだったらもう最高。何より美味い。シチュエーションでほしい味は変わっちゃうよね。


スーパードライみたいなキレキレのビールはギリギリまで冷やすとやっぱり美味しい。面白いお店を作ったなぁって関心してしまいます。まぁ並んで飲むものじゃないですけどね。

ビアホールライオン銀座七丁目店

銀座と言えばもう一店、銀座ライオンがあります。銀座ライオンの七丁目店は、それはもう素敵な内装で、それだけでビールが美味しく感じちゃうところですが、加えてビール注ぎ名人がいます。海老原さんです。

今はもう月水金しかいないのかな?でも名人の注ぐビールは本当に美味しい。ビールの注ぎ方にも、最初に勢いよく注いで泡を作り、持ち上げるように注ぐとか、三度注ぎとかいろいろとありますが、ライオンのビールの注ぎ方は早い。数秒で注ぎ終わり、かつ泡も丁度いいバランス。名人のビールは中でも格別で、泡もきめ細かさもそうですが、なにより単純に味が違う。苦味が皆無。すごく爽やか。ビール嫌いでも飲めちゃうんじゃないかという味。炭酸の強さなんかも絶妙。いい甘みを感じます。

ビールの注ぎ方でこんなに味が変わるのは凄い。まさに職人。コーヒーの抽出もそうですが、一見簡単な作業の中にも職人技が光っていますよね。これぞ日本の力。

そんなわけで、ライオンで名人のビールを飲み、マイナス2℃のスーパードライも飲む。楽しいじゃないですか。ビールは本当に楽しい酒だ。

ビアホールライオン銀座七丁目店の店舗情報

住所:東京都中央区銀座7-9-20 銀座ライオンビル 1F

電話番号:050-5869-8782

営業時間:[月~土] 11:30~23:00 [日・祝] 11:30~22:30

定休日:無休