オルネ・ド・フォイユでのコーヒーフェスティバル

オルネ・ド・フォイユ〜Orné de Feuilles〜

青山のオルネドフォイユで開催されているコーヒーフェスティバル(10月10日~25日)。小さなイベントですが、コーヒーグッズの販売や、コーヒーイラスト展を行っています。でも一番の目玉は、3日間開催された店内でのカフェ。

12日はアアルトコーヒー、13日、14日はオオヤコーヒのカフェ。アアルトさんの日も行きたかったのですが仕事のため、14日オオヤサンのコーヒーを飲みに行ってきました(SCAJとかぶってる)。

イベント期間中はアアルトコーヒー、森彦、coffee kajitaが買えます。これはありがたい。オオヤコーヒーは13日14日限定で予約販売。

今回のオオヤさんの屋台は、メニューが豊富。ブラジル、グァテマラ、マウイモカ、ハワイコナ、パナマゲイシャ(エスメラルダじゃない)がありました (たいがい2種類とかなので)。オオヤサンとKAFE工船のセトさんの二人でやっていたのですが、二人一緒に会うのは初めてだ。

オオヤサンは一杯を点てるのにとても時間をかける。長い間待たないといけないし、回転もしない。でもそういう時間がまた良いなって思わせるコーヒー。ゆったり味わう。

お店の雰囲気や空気を大事にしていると思うし、なによりお客さんに合わせたコーヒーを点てようとしてくれます。

生豆はその日ごとにコンディションが違うので、同じ味に焙煎できるとも考えてないし、お客さんの体調も日によって違うのをちゃんとわかっている。違うことを楽しめるコーヒー。

前にも聞いたことある話なんだけど、コーヒー豆を長距離移動すると味が安定しないらしい。これはちょっと面白い話。科学的な裏づけはないし、感覚的な話なんだけど、色んなところで屋台をしているオオヤサンだからわかることなのかもしれない。

オオヤサンにパナマゲイシャ、セトさんにグァテマラを点ててもらったのですが、ゲイシャいい味が出てました。エスメラルダじゃないけど、似た香味。これがパナマゲイシャの個性なんだね。良くあるゲイシャのローストよりは、やっぱり若干深め。でもオオヤさんのコーヒーでは初めて飲むくらいロースとは浅い。強いがまろやかな酸と、多重に重なる旨味。上品な味だ。たぶんこれももう少し置いたらさらに美味しくなる。デミタスで点ててもらったのですが(濃い目がいいか普通がいいか聞かれる)、30gくらい豆を使ったデミタスなんだけど、濃すぎない。嫌味のない味。

グァテマラもデミタス。これはスペシャルティグレードではなくて、グァテマラアンティグア。そのクラスで一番いいものを探したみたい。

でもやっぱりこれも美味い。特に最初の一口の旨味の広がり方には驚いた(その分、二口目からの印象は弱かった。この最初のアタックは本当に良かった…)。

やっぱり単純にスペシャルティグレードの豆を使えばいいわけじゃないんですよね。焼いてみなければわからない。
コーヒーのイベントといえばもう一つ。これは知らなくて行けなかったのですが、この間の土日には、もみじ市というイベント内で、中川チエさん、アアルコトーヒー、森彦などの屋台が開かれていたみたい。

しかもこの屋台面白くて、誰のコーヒーが飲めるかわからないスタイルだったらしい。 楽しそう。

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