アンドロメダエチオピアコーヒー
今までに何度か飲んだことがあるアンドロメダエチオピアコーヒー。良いコーヒーだとは思いますが、鮮度の問題などがあり、心から感動するような味わいには出会ったことがありません。
最近もたまたま屋台みたいなところで試飲させてもらい、惜しい感じがするなぁと感じました。その時、パンフレットをもらって、改めて説明を読んでみると、エチオピアアンドロメダコーヒーは、栽培していない自然に実っている野生のコーヒー豆だと書いてあります。
最近はナチュラルな栽培に非常に関心があり、ビオディナミまでいかなくても、オーガニック栽培のコーヒーをもっと飲みたいと思っていました。
ワインにおいて、ナチュラルな栽培がもたらす引っかかりのなさや、柔らかさ、ほぐれ感は顕著で、程度の差はあれ、ナチュラルな栽培は今や必須条件に近いと思います。
オーガニックのコーヒーに関しては、オーガニックであることを第一に考えた、味のことを考えていないものが以前は多く、むしろオーガニックは避けたいと思っていた時期もあります。
ですが、近年はオーガニックコーヒーの質も上がり、オーガニックであることの美点が生き始めたと感じます。まだまだオーガニックコーヒーを飲んだ経験が少ないですが‥。
コーヒーは焙煎というかなり刺激の強い行為をコーヒー豆に施しますので、ワインほどナチュラル感を感じません。ですが、やはりナチュラルさは現れるはずです。
ワインにも、かなり少ないですが、栽培していない自然に実ったぶどうを使って造られたものがあります(フランスにはないと思います。日本の山葡萄ワインにはそういったワインがありそうです。今は山葡萄と掛け合わせた栽培品種が多いですが)。
もともとは昔々に植えられたぶどうではありますが、長い年月をかけて自然と一体化し、当然無農薬で、人を感じさせないワインが生まれます(醸造で人の手が加わりますが)。
無農薬という言葉は意外とよく聞きますが、だいたい有機栽培のことを言っていて、無農薬ではない場合がほとんどです。なので無農薬のワインはかなり貴重。
そういうワインを飲むと、栽培技術とはなんだ?と考えさせられます。
ワインでそうなら、コーヒーだって素晴らしいものが出来るはずです。その意味でアンドロメダエチオピアコーヒーには可能性を感じています。焙煎、鮮度、抽出などを完璧に仕上げたら、凄い味わいのコーヒーなのでは?と思ってしまいます。
生豆は手に入らないので、ロースターさんに頑張ってもらうしかありませんが。
宮城のいだきしんという方が焙煎しているようです。全てのアンドロメダエチオピアコーヒーが、いだきしん焙煎コーヒーなのかな?
六本木にはコーヒー豆を輸入している会社のカフェ(カフェ高麗屋)があるようなので、一度行ってみて、ちゃんと味わってみたい気はするのですが、HPを見るだけでも独特の雰囲気すぎて二の足を踏んでいます。
野生のコーヒーは他にもあるのでしょうか?エチオピアにはあるとは思うのですが、他の野生のコーヒーも飲んでみたいですね。
野生のコーヒーではないですが、ビオディナミという独特の栽培方法で作られたコーヒー豆の話はこちら