グランメゾン〜GRAND MAISON〜
前のエントリーのファミレス話から一転して、グランメゾンネタ。コーヒーにこだわったレストランは少ないですが、全てにこだわるグランメゾンはコーヒーをどう捉えているのか。もちろんお店ごとに違うと思うけど、東京の代表的なグランメゾン、ロオジエの話。
ロオジエは広々としたエントランスから室内空間、接客、カトラリー、もちろん料理に関しても適当な部分がなく、非常に完成されたレストランという印象を受けます。値段は高いですがそれに見合った価値は十分にある。
そんなロオジエはどこのコーヒーを使っているかというと、キーコーヒーのもの。まぁ大手だろうとなんだろうと良い物は良いから、どこでもかまわないんだけど、肝心の味は弱く香味も並。
悪いものは使ってないと思うけど、特別いいものだとは思えないし、加えて当然だけど淹れたてじゃない。十分飲めるけど、悪い味を感じてしまう。
だからってこのコーヒーはいらないかというとそうじゃなくて、メチャクチャお菓子が出てくるロオジエではコーヒーは必須。お菓子の味を引き立てるし、甘ったるさを消してくれます。
それに食通の方たちでもコーヒーに特別こだわりがある人は少ないでしょうから、このくらいが丁度いいのかもしれない。コーヒーが美味しくないねって言う人はいないでしょうね（おいしいとも言わないと思うけど）。
お店の方に聞くと、色々とテイスティングをして選んでいるとのことだけど、プロのソムリエや料理人が真剣に味をみて、このコーヒーだとすると…それは疑問だなぁ。
シェフソムリエの中本さんは、お茶の雑誌で、紅茶や緑茶のテイスティングをして的確な評価をしているのに何故？ちなみに紅茶はリーフルのもの。リーフル強い。
わかったのはきちんとこだわってこの味だってこと。悪くないけどけっしてよくないレベル。いかにコーヒーの味がわかりにくいかがわかるなぁ。飲みやすくて良いんだろうけど、飲みやすいコーヒーでももっと全然上がある。
デザートではコーヒーのグラニテが出たけど、これは抽出後時間が経って悪くなった味がした。多少だけどね（関係ないけどヴォアラ珈琲で食べた珈琲ゼリーはこの劣化した味が前面に出ていて食べれなかった）
でもまぁコーヒーの味が並でも満足しちゃいますよ。トータルではさ。とってもいいお店ですね。
