ショコラバーパスカルカフェ〜Pascal caffet〜

パスカルカフェのショコラ

ショコラバーパスカルカフェは27歳でMOFを獲得したショコラティエであるパスカルカフェさんのお店です。最初パスカルカフェって聞いた時はただのカフェかと思ってましたけど名前なんですよね。

パスカルカフェは全国の高島屋に数店あるようですが、日本1号店である日本橋高島屋のお店に行ってきました。

日本橋高島屋のショコラバーバスカルカフェは婦人服フロアの真ん中にお店があるのですけど、なんでこの場所なんでしょう。

小さなお店ですし、変にフロアに同化していて全然落着かないお店です。割と高級なショコラをいただく環境にしては安っぽい印象をもちます。もう少しなんとかしてもいいんじゃないのかな。

パスカルカフェのショコラは、原産地を特定してさらにブレンドしていないカカオを使っているようです。使用しているカカオは6種類。ヴェネズエラのクリオロ種、エクアドルのフォステロ種、マダガスカルのクリオロ種、パプアニューギニアのトリニタリオ種、サンドミンゴのトリニタリオ種、コートジヴォワールのフォラステロ種です。すべてカカオ文70パーセント。それぞれの品種ごとのテイスティングチャートも用意されています。

いただいてきたのはエクアドル産の焼きチョコムースにシングルモルト(マッカラン12年)をかけて食べるブリュンブリュンカクテル1260円。パフェグラスにショコラが入っていてグラスの縁にシングルモルトをいれる小さな容器がかけてあり、目の前でマッカランを注いでくれます。好みの量を自分でかけて頂きます。

焼きチョコムースは柔らかな口当たり、カカオの味がしっかりするムース。そこそこ甘いがマッカランをかけると、その苦味が甘さを抑えてグッと大人の味に。香りも引き立ちます。

このブリュンブリュンカクテルは美味しいですね。ただ量は少量です。

ショコラが一枚おまけで付いてきて(薄いチョコ、カレだね。ヴェネズエラ産でした)、このショコラも美味しかった。酸味とコクが両立したショコラで甘味は控えめ。ボンボンショコラは食べてませんがどうなんでしょう。200円くらいから買えるので、平均よりちょっと安いかな。

パスカルカフェはフランスのシャンパーニュ地方出身だそうで、シャンパンとショコラのマリアージュもお勧めのようだが、聞いたわけではないので違うかもしれませんが、見た感じシャンパーニュは1種類しかない気がします。

お店に並んでいたシャンパーニュは、デュヴァルシャルポンティエのノンヴィンテージ。デュヴァルシャルポンティエはモンターニュ・ド・ランス地区のヴェルズネ村(グランクリュです)にある小さなメゾン。リュットレゾネ(極力農薬などを使っていない)を実践するレコルタンマニピュラン(RM)です。

デュヴァルシャルポンティエは結構安めで美味しいシャンパンです。自分のところでシャンパンを造るだけではなく、モエエシャンドンなどにも原料ぶどうを売っているようです。

パスカルカフェはこだわりがあるだけにお店の造りなどもったいないですね。もう少しくつろげるお店だったら良いのにね。今後の展開に期待。

パスカルカフェの店舗情報

住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋タカシマヤ 3F

電話番号:03-3231-3475

営業時間:10:00~20:00

定休日:不定休(高島屋に準ずる)