スターバックスの新しい業態のスターバックス・リザーブストアはスターバックス・リザーブ東京に負けない魅力はあるか？

スターバックス・リザーブストア銀座マロニエ通り店〜STARBUCKS RESERVE® STORE〜

銀座であったワイン試飲会の帰り、本日オープンだという（11月１日）ゲシャリー・コーヒーに寄ってみたい気持ちはありましたが、少し調べてみるとかなりの待ち時間のよう。

待つのは時間的に難しいから諦めて職場に戻ろうと歩いていたら、最近改装したスターバックス銀座マロニエ通り店の前を通りがかったので少し寄ってみました。

銀座マロニエ通り店は以前からスターバックス・リザーブというお店だった気がしますが、スターバックス・リザーブストアという新しい業態になりました。リザーブストアはリザーブ・ロースタリー東京のコーヒー体験をもっと身近に感じて欲しいという思いから生まれた業態だそうです。

ちょっと楽しみにして入ったリザーブストアは素敵な内装だとは思いますが、リザーブ・ロースタリー東京を見た後だと、少し物足りないと言うか普通な感じがしました。誰かを誘って行きたいお店、だそうですが、個人的な感覚だと誰かを誘って行きたいお店はやっぱりリザーブ・ロースタリー東京ですね。

1Fはテイクアウトのスペースで二階にカフェスペースがあります。1人だとカウンターにすぐ座れるみたいですが、テーブル席は少し待たないと入れなさそうです。スターバックス・リザーブストアは予約も出来るそうですが、どのくらい予約する人がいるんでしょうね？

最初に案内されてメニューを見て決めてからカウンターで注文するというスタイル。出来上がったコーヒーは自分で取りに行くのではなく、持ってきてくれます。

リザーブ・ロースタリー東京と共通のメニューも多いですね。お酒類は弱いですが、それ以外は似ています。少し縮小させたようなイメージ。

お菓子やパンも同じような感じですね。プリンチのパン。お惣菜はこちらにしかないのかな？タボラ〜TAVOLA〜というデリセットがあり（ランチタイムのみ）、食事に力を入れたのがリザーブストアのようです。

コーヒーの抽出はエスプレッソ、モッドバー・プアオーバー、クローバー、コーヒープレスです。リザーブ・ロースタリー東京のサイフォンがないバージョンですね。コールド・ブリューもありますし、お茶のティバーナのメニューも何種類かあります。

ティバーナはリザーブ・ロースタリー東京とメニュー違うような気がします（ちゃんと覚えてないので曖昧ですが）カスカラチェリーチャイとか気になります。

何にしようか迷いましたがクローバーを久しぶりに飲んでみます。コーヒー豆はスターバックスリザーブのコーヒー豆にしましたが８種類くらいから選べました。580円が一番安く、1160円のボリビアのコーヒー豆が一番高かった気がします（ショートの価格）

焙煎が浅めのものを聞いてパプア・ニューギニア・アローナ・バレーを注文。スターバックス・リザーブは全て浅めの焙煎とのことですが、中でも浅いものを紹介してもらいました。

ですがさすがスターバックス。このパプア・ニューギニアは全然浅くないです。

このクローバーは通常のドリップの倍くらいコーヒー豆を使うそうです。注文したのはショートサイズですが、トールサイズだとドリップが25g、クローバーが40gだそうです。結構たっぷりですね。

フレーバーの広がりが魅力だと説明されたクローバーですが、そこまでのフレーバーの広がりは感じられませんでした。

少し詰まった感じで苦味が強くエグミも少し感じられます。

ちょっと何かがおかしい感じがします。結構ぶれる抽出法なのかもしれません。

数年ぶりに飲んだクローバーですが、以前飲んだのを思いだしてもそこまでパッとしないというか（買収前、スターバックス以外でも何度か飲んでいる）、すごく美味しいと言う話も聞くので、コーヒー豆の鮮度とか相性の問題があるのかも知れないですね。

少し飲みにくさのあるコーヒーですが、全体としてはやはりスターバックス味だと思います。芯がなくて太めで凄みはなく穏やか。

リザーブ・ロースタリーがあまりにも良かったから、リザーブストアもまた違った良さがあるのかと思いましたが、全てがリザーブ・ロースタリーの縮小版のような印象。食事を食べたらまた印象が変わるのでしょうか？

リザーブ・ロースタリー東京もコーヒーが抜群に美味しかったわけではなく、トータルの魅せ方が非常に良かったわけで、その空間がない状態では魅力はかなり減ってしまいますね。

良いお店だとは思いますが、ちょっと休憩したいなら値段的に普通のスターバックスの方が良いでしょうし、食事をしにコーヒーチェーンを使うという動機は個人的にはないので、次また来るとしても当分先でしょうね。リザーブストアではなくリザーブ・ロースタリー東京に早くもう一度行きたいですね。