グァテマラ・サンタ・カタリーナの選抜ロットと農園名なしコーヒー

ホリグチコーヒーのグァテマラ・サンタ・カタリーナNO.5

ちょっと前の話だけど、珈琲工房ホリグチのグァテマラサンタカタリーナNO.5グランレゼルバを飲みました。これは定番のサンタカタリーナ農園の、栽培条件の良い区画を選んだ選抜ロットです。結構前に話は聞いていて早く飲みたいなぁって思っていたコーヒー。

グランクリュカフェみたいなアプローチですね。でも値段は全然安い。たしか600円くらい。通常のサンタカタリーナとほとんど変わらないんじゃないかな?

グランクリュカフェのようなインパクトがあるかなぁって思って飲んだのですが、なんかそういう感じじゃないなぁ。むしろ優しい。何度飲んでもそうだね。

ワインで言えばロゼダンジュみたいな可愛いらしさがあり(味の傾向は違いますが)、デイリーワインみたいな手軽さ、気楽さを感じてしまいました。

そんなこと言ったら怒られちゃいそうですが、これは悪い意味じゃなくて、すごく普段飲みに向いている味で好きです。

ホリグチさんところのコーヒーは個人的な感想としては、なんかもう一歩開くんじゃないかという閉じた印象が全体的にあり、そういう意味でもこの柔らかさは良いなと…


通常のサンタカタリーナはもう何年も飲んでないから違いとかはわかりませんが、どうなんでしょうね。

こういった品質向上のアプローチも良いですが、僕がよりやるなぁって思ったのが、同じくグァテマラで農園名もわからないナチュラルのコーヒー豆も今は販売していること。

これはまさかの展開。そしてこのグァテマラナチュラル、美味い!コーヒー豆の香りを嗅いだ時点でこれは良いかもって思い、期待しながら飲んだのですが、期待通り。昔あったエチオピアミスティバレーにも通じる香味。スパイシーで果実味もあって、良いですねー。

もう一個、すでにエチオピアのコーヒーを販売している珈琲工房ホリグチですが、エチオピアのパーストクロップも販売しています。これも予想外すぎる。

この間逆のアプローチ、今後も続いてほしいなぁ。