オオヤコーヒ 北野天満宮の屋台

オオヤコーヒと北野天満宮

初めてオオヤさんのコーヒーを飲んだ北野天満宮。毎月25日に屋台やっているんだっけな?なかなか買えないと言うオオヤサンのコーヒーですが、ここで買えますし、他にも色々とイベントをやっています。

基本的に会ったことない人にはコーヒー豆を販売しないスタンス。イベントなどでコーヒー豆を買う場合は別にして、コーヒー豆の販売は年間契約なのかな?毎月違うコーヒー豆がオオヤサンのコメントとともに届くという販売方法。人と人とのつながりを大切にしている人です。

初めて飲んだコーヒーはブラジル。深ヤキと中ヤキがありました。焙煎はブタ釜を使っていたと思います。抽出は屋台ではペーパーを使っていましたが、ネルが得意。ペーパー抽出もサーバーごと手に持って動かしながら点てるやり方。

じっくり時間をかけて抽出します。でもよくいる職人スタイルの抽出に集中して会話できない感じではなくて、すごく肩の力が抜けている印象。おしゃべりしながら、時にはタバコをくわながら点てるなんて話も。

オオヤコーヒのコーヒーの味

中ヤキのブラジルは、いろんな味が次から次へとせまってくる味わいで、まとまりがないコーヒー。でもいやな味はなくて、とても個性的。それをオオヤサン曰く味のメリーゴーランド。まさにその通り。まだ焙煎してから日が浅いらしく、10日ほど経つともっと良くなると言っていたので、コーヒー豆を買ってみた。たしかに10日ほど経つと抜群に美味しくなった。さらに銘柄にもよりますが、もっと長く期間楽しめるコーヒーです。1ヶ月くらい後にピークが来るものも多い。

まだ3月で寒がっていたら、コーヒーを温めようかと言って、温かくしてくれた。抽出後のコーヒー加熱は味を落とすと言うけど、単純に味がどうこうではなく、寒いんだったら温めても良いよという考え。コーヒーだけを見ているんじゃなくて、お客さんを見ている。

なにより話が面白い。コーヒーは楽しいもんだって思える空間作り。コーヒー豆って乾物じゃない?っていうスペシャルティの人が聞いたら怒りそうなことも言ってたなぁ。
いろんなことがざっくりしていて、それでいて大切な芯は外してない。そんな感じの人。焙煎も独自のやり方をしているみたいです。