過去記事を読んでみて今との違い
過去の記事の体裁を整えたいと、少しづつ軽く読んでますが、文章自体の稚拙さは置いておいても(表現がきついところもあり、そういった部分は修正したい)、考え方や嗜好が随分と変化しているのを感じます。
コーヒー
コーヒーにおいてはそんなに変化はなく、ある意味自分の中では完成している感じはあります(知識やスキルはまだまだ全然とはいえ)。
変わったことでやっていることは、カップを斜めにして抽出していることかな(理由は書かない)。
イタリアワインからフランスワインへ
自分のワインのレベルの低さを実感し、かなり勉強した5年間。以前は(ブログをよく書いていた頃は)無理してでも高いワインを飲むことが多く、ワイン会やイベントに参加して、色々と飲んでいました。
今は、より産地の個性を理解したい気持ちが強くなり、高額ワインへの憧れみたいなものは薄れています(飲めるものなら飲みたいけれど)。様々な地域のワインを飲んで理解したいという気持ちが強いです。
フレンチのビストロでソムリエとして働くようになり、扱うワインはフランスワインのみという制約があったので、以前はイタリアワインをよく飲んでいましたが、今はほぼフランスワインばかりです。
フランスだけでもかなり奥が深い。ある程度わかっているつもりでいましたが、知れば知るほど、ゴールが遠く感じます。そしてどんどんフランスが好きになってきました。
何年もかけて少しはフランスワインがわかると言えるくらいにはなってきたように思います。初級、中級、上級と分けるとしたら、初級をクリア出来そうなくらいかな。
フランス以外の国も関心がありますが、まだフランスだけで手一杯。もう少しフランスワインの理解を深めることが出来たら、他の国のワインの勉強もしたいですね。以前たくさん飲んでいたイタリアワインでさえ、今のフランスワインに対する理解度で考えると、最初からやり直しな感じです。
特にオーストリアやジョージアのワインは好きなので詳しくなりたいですが、まだ先になりそうですね。
古酒
ワインは熟成させることで真価を発揮するお酒だと以前は思っていましたが、その考えも変わってきました。
もちろん、今までに飲んできた圧倒的な深みのあるヴィンテージワインの味わいを忘れたわけではありませんし、長い熟成を得てしか辿り着けない領域に達したワインがあることも分かっていますが、基本的には若いヴィンテージを好んで飲んでいます。
ヴァン・ナチュール
一時期は、ヴァン・ナチュールばかり飲んでいました。今までのワインが普通に感じ、面白くないと思っていた時もあります(もう10年以上前ですが、そのくらいナチュールのワインを初めて飲んだ時は衝撃を受けた)。ですが今はナチュールのワインから少し距離を置いています。
注ぎ方
一番力を入れているのは、サーブの仕方かも知れません。お店に来たことがある人ならわかる人もいると思いますが(店名は書いていませんが)、ワインをどう提供するか、という部分にかなりのウェイトを置いています。
ワインは本当に簡単に味が変わります。高級ワインっぽく注ぐとか、硬さを変えて注ぐ、違うアペラシオンぽく注ぐなど、色々とやっています。
管理の方法まで含めた話ではありますが、サーブだけに絞っても、サーブが下手なために美味しくないワインを提供しているお店はたくさんあります(なので、ある銘柄を飲んだ、という話だけ聞いても、なにもわからない。どう飲んだかが大切)。逆に流行っているお店は意識しているしていないに関わらず、美味しくサーブ出来ているお店だと思います。
注ぎ方はコーヒーのドリップなどでも使えるテクニックですし、料理やお菓子作りで、材料を加える時にも実は使えます(漫然と加えない)。