十一房珈琲店〜今や貴重な銀座のネルドリップの喫茶店〜

十一房珈琲店のヴィンテージコーヒー

十一房珈琲店、銀座にあるコーヒー店。もともとはカフェ ベシェという名前だったようで、今でも Cafe Bechetという名前も書かれています。

十一房珈琲店の創業者はランブルで働いていた方から焙煎を教えてもらったそうで、ランブルと同じくオールドビーンズを使用したコーヒーもいただけます(ヴィンテージコーヒー)。

ヴィンテージコーヒーは1000円ほどしますが、普通のニュークロップの珈琲は600円程度でいただけます。値段もお手頃ですね(でも十一房珈琲店は結構美味しいヴィンテージコーヒーを出しているのでヴィンテージはお勧め)。

十一房珈琲店のコーヒーの味

コーヒーは酸味と苦味の強さが☆で表されています。場合によってはあてにならないけど…。基本的に深めのローストですけど、深すぎないくらいのコーヒーが美味しいように思う。あと中濃とかデミタスが良い。

当然ネルドリップで、銘柄によって美味しさにバラつきがあるのですが(抽出する人によっても。抽出方法だって人によって違うからね)、かなり美味しいコーヒーに出会えたりもします。

以前飲んだブラジルなんて、本当に甘くて驚いたこともあるし、十一房珈琲店のコーヒーは、割と広がりのない閉じた印象があるのですが、ブレンドを飲んだとき、味に広がりがあり、かつ柔らかい口当たりで、ブレンドの意義ってこういうことなんだなぁって感じたお店だったりもします。

コーヒーの抽出技術って、スペシャルティコーヒー全盛の近年は軽く考えがちな傾向があるけど、細かい抽出の技術が、コーヒーの味に大きな影響を与えるんだと再確認させてくれた(引き戻してくれた)お店でもあります。

僕はイマイチまだわかりきってない部分がありますけど、十一房や他のランブル関係のお店、もか関係のお店で働いている方たちは、スペシャルティコーヒーを推奨するお店の人たちが理解していない、細かい抽出や焙煎のメソッドを持っているように思います。長い経験からわかる感覚的な部分だとは思うんですけどね。

ちょっと困るのは混雑していたらコーヒーが異常にでてこないことかな。

昔ながらの喫茶店の雰囲気で味がありますし、銀座界隈では貴重かな。たまに行きたくなっちゃうお店。

十一房珈琲店の店舗情報

住所:東京都中央区銀座2-2-19

電話番号:03-3564-3176

営業時間:[月~金] 10:30~22:30 [土・日・祝] 12:00~21:30

定休日:なし