カカオからチョコレートを作る

カカオ〜cacao〜

カカオ豆からのチョコレート作りを二回やりました(二回目は一日に二度やったので正確には三回。といっても何ヶ月か前の話。記事にしてなかったか…。


まずカカオ豆をロースト。コーヒー豆の焙煎はするから、まぁ出来るだろうって思ったけど、これはちょっとデータ不足。だって加熱してもコーヒー豆みたいに色が変わるわけじゃないし、何時止めていいかがわからない。


一応調べた時間通りにやったけど、絶対おかしい。時間や加熱温度を変えてローストしましたけど、もっと何回もやらないとわからないでしょうね。まぁ何度かやってデータを取れば、コーヒーのローストよりずっと簡単な気はします(コーヒーは難しすぎる。なんとなく焙煎するのは簡単なんだけど…)。


ローストしたカカオ豆は殻を取ります。これがまたメンドクサイ。でもまだ序章…。


それからフードプロセッサーを使って破砕。徐々に油が出てきて、回らなくなるので、すり鉢に移してひたすら潰す。これが大変。


ある程度、細かくなったら、粉糖やカカオバター、粉ミルクなどを加えてさらに練る。このコンチング作業は本当は機械を使って何日もやるんだけど、そんな機械も時間もないので、数時間で止める。何人かでやったので交代交代でひたすら、混ぜる。湯煎で温度管理しながら混ぜる。


大変だけど徐々になめらかになっていく過程は楽しい。ツヤも出てくる。もう大分なめらかになったと思ったら(あきらめたら)、テンパリングして組織を安定化させ、型などに流して固める。


3回目くらいになったら、ナッツを乗せて固めたり、練りこんだりなど色々やってみた。ミルクを入れたりもしたけど予想通り柔らかくなってしまった。


そして味は…ホントに独特。3回とも全てローストを変えているので違った香味。ローストの重要性を感じます。一回目なんて、どこか日本酒の古酒にも似た香味。チョコ好きとしてはどうなんだって感じですけど、何人かに食べさせたところ、メチャ美味しいっていう人もいるから面白い(全然食べれないって人も何人か…)。


口当たりはどうしてもざらつきます。かなり練り続けた三回目は結構なめらかになったけどね。


でも自分たちで作ったチョコは格別。美味しさなんて二の次さ。そして自家製チョコを食べた後に、食べたショコラティエ、クリスチャンコンスタンパリのショコラ、今までにないくらい美味かった…。この差は…。