ドンナ・セルヴァーティカ〜Donna Selvatica〜
よく行くコーヒー屋でたまたま店主に紹介された方が教えてくれたお店、ドンナ・セルヴァーティカ。ブランデー主体のバーです。ほんの一瞬、帰りがけの一分くらいしか顔を合わせてない方に教えてもらっちゃいましたけど、行ってみるととてもいいお店でした。いやーありがたい。なんかバーみたいに他の人と会話しやすいコーヒー屋なんですよね、そこは。
ドンナ・セルヴァーティカ〜ロマーノ・レーヴィ〜の女の子
ドンナ・セルヴァーティカは、野生の女の子という意味で、このお店が押しているロマーノ・レーヴィのグラッパに描かれている女の子の名前だったりします。
ロマーノ・レーヴィはグラッパというより、ロマーノ・レーヴィという一つのお酒だとマスターは言うのですが、他のバーの方もそう言っていました。たしかに強烈でかつ美味しい。手書きのラベルが特徴ですが、お手ごろ価格のプリントラベルでもその凄さは実感できます。(というかプリントラベルも高いですけどね)天使のグラッパと呼ばれる一品です。
ドンナ・セルヴァーティカのブランデー
グラッパ以外も、当然ブランデー類は豊富で、コニャック、アルマニャック、フィーヌ、マール、カルバドスなんでもたくさんあります。ここまで揃っているバーはないのでは?
モルトだってまだ全然わかってないのに、ブランデーに行ってしまっていいのかという思いもありますが、まぁ気にしない。だって美味いし。ワインが好きだから、ぶどうの蒸留酒に興味が惹かれるのは当然といえば当然だしね。
ブルゴーニュの一流ドメーヌのフィーヌなんて名前だけで飲みたいでしょう。
ドンナ・セルヴァーティカ〜DRCフィーヌを練りこんだボンボンショコラ〜
普通に飲もうと思ったら結構お高いDRCのフィーヌ。行った日はたまたまですが、DRCのフィーヌを練りこんだショコラティエミキに作ってもらったボンボンショコラがありました。すげー。当然食べました。安いです。
正直フィーヌの味わい自体は弱いのですが、このボンボンショコラは本当に抜群でした。美味すぎる!
ドンナ・セルヴァーティカのチョコレート
これだけじゃなくてチョコ、豊富にあります。ショコラティエミキのものも他にありますし、ヴァローナ、ドモーリ、プラリュ、エルセイボ…他にも色々とあります。こんなに揃っているお店も初めてです。
適当に盛り合わせてもらいましたが、なんとドモーリのローストカカオまで…。こことは関係ありませんが、以前食べた知り合いがいて、すごく美味しいと聞いていたから、すごくうれしかったですねー。品種はトリニタリオ。大きさの違う二種類が載っていました。産地が混ざっていて5種類くらい入っているそうです。ちゃんと味が違う。
苦味とコク、チョコにはないカリッとした食感、甘みをつけてないから食べにくいけど美味しい。いい味がある。ショコラティエミキの100%チョコも。これも豊かな味わい。ただ個人的には100%より80パーセントくらいが好きかな。ショコラティエミキのコーヒー豆チョコもあった。中のコーヒー豆はマンデリンだそう。
プラリュもエルセイボも美味しいが、とくにエルセイボ。これはボリビアのカカオですけど、大好きな味。今日食べた中ではDRCフィーヌの次によかった。
ドンナ・セルヴァーティカ〜コニャックとチョコレートの相性〜
そして何より感動的だったのが、コニャックとの相性。ラニョーサブランの35年と合わせたんだけど、もうコニャックの味を二段階くらい高めてくれます。甘くないのから、甘いチョコ、ホワイトチョコまであったのですが、どれとも合うからすごい。
いやこれはモルトとチョコより合いますよ。チョコの余韻にコニャックを合わせるとマスターの古屋さん。
ドンナ・セルヴァーティカ〜ラニョーサブラン0年〜
サービスでラニョーサブランの0年も少し。透明な色。0年だとコニャックと呼べないので、ラベルはオードヴィー・ド・ヴァンになってます。でもこれも結構美味しい。ぶどうの焼酎だね。
あと香りだけ嗅がせてくれたのが、空のボトルですが、ダンカンテイラーのボウモア1966年。結構前のものらしいけど、香りまだ残っています。マンゴーのような香りがするとのことですが、実際するんだよね。60年代のボウモア飲みたいな。というか何気にモルトもすごいからね、ここは。
軽いコースみたいのもやっているみたいだけど、僕はあくまでブランデーとチョコレートを食べに行きたいですね。そしてマスターのお話と。
ドンナ・セルヴァーティカの店舗情報
住所:東京都渋谷区神南1-3-3 サンフォーレストモリタビル 4F
電話番号:050-5868-5583
営業時間:18:00~2:00
営業時間:日曜