古酒への入り口、ワイン・バー・ザ・ゲート

ワインバー・ザ・ゲート〜WINE BAR THE GATE〜

赤坂にあるワインバー・ザ・ゲイト。結構最近知ったお店です。その知ったきっかけはワインからではなくコーヒー。ここはグランクリュカフェを置いているワインバーなんです。

エキュレみたいにレストランでグランクリュカフェを出すのもありえないと思っていたけど、ワインバーで出すなんてさらにありえない。どんなお店だ?とちょっと興味がわきます。

ワインバー・ザ・ゲート〜都内でも秀逸なワインバー〜

そしてなんとなく行って見てびっくり。グランクリュカフェ云々ではなくワインバーとして秀逸。いやーいいお店見つけたわ。きっかけとなったグランクリュカフェに感謝。短いスパンで二回行ってしまいました。

ワインリストはとても素晴らしいし値段も安い。日本語で書いてないのである程度読めないとダメね。まぁ適当にお勧めしてもらってもいいと思うけどね。なにげにグラスワインがいい。ボトル売りをそのまま割った値段なのも素敵。

ワインバー・ザ・ゲートのワイン

アルザスのワインはマルセルダイスしかないそうですが、普通のリースリングから美味しい(マルセルダイスだけあれば事足りるとか)。グランクリュのシュネンブールなんかを飲みたいものだけど、リースリングでもかなり美味しい。マルセルダイスはアルザスのワインの規定まで変えてしまった人ですね。

ポマール・シャポニエール2003なんかもグラスでいただきましたが、とても美味しいです。

デミが充実しているのも魅力。プリュレ・リシーヌ1995とかあります。エレガントで程よくタンニンが抜けて、でも力強さも残っているのがいいね。これは1万円程度。

ドミニク・ローランのジュブレ・シャンベルタン2006もデミでいただきましたが、グラスで飲んだ別の造り手のジュブレ・シャンベルタン2004よりいい出来。果実味豊かでかつ複雑な味わい。まだ若いのにね。

ワインバー・ザ・ゲートの古酒

そして一番の魅力が古酒のラインアップ。シャトー・コス・デステゥールネル1928とかからあるし…。まぁ魅力的な古酒が揃っていますが、レーヌ・ペドークのシャンポール・ミュジニーやヴォーヌ・ロマネ(ともに1964、他にもある)などはかなり惹かれる。3万5千円程度のかなーりお得な値付けなのもいいね。ただ安いけど一人や二人だとやっぱり厳しいので、今度4~5人で行って色々と飲む計画を立てています。絶対飲みたい!

二回行っている内の一回は一人で行ったが、一人でも楽しい。マスター結構若いのにまぁすごい。ワインの色々な話が聞ける。

モルトなどの蒸留酒はすでに熟成がされた状態で出荷され、それ以後の変化は比較的少ないが、ワインはどんどん変わっていく。熟成させる環境でも味が変わるし、何より飲み頃の判断が難しい。だからその判断がしっかりと出来る人がやっているワインバーは魅力がある。

安い熟成させないワインも美味しいし、そういうワインバーにももちろん行くんだけど、コーヒー屋やオーセンティックなバーのような通いたいという要素はない。気軽にワインが飲みたいから行くという感じ。

古酒が充実したワインバーなら通いたい。ただ値段が高いから通えない。そういう意味でもワインバー・ザ・ゲートは通える(通いたい)ワインバーだ。こういうお店が知りたかった。

ワインバー・ザ・ゲートの料理それから食事。

そんなに多いわけじゃないけど、何気にいい。ジビッポのレーズンとかかなり美味いし。バターなんかもポワトゥーシャラントのAOCバター。すごく美味しい。どこのだろう?個人的に好きなレスキュールとは違うけど同じ産地。レストランなどでは料理を高めるためにワインがあるけど、ここではワインのために料理がある。ナヴァランとかね。

ワインバー・ザ・ゲートのグランクリュカフェ

グランクリュカフェのこ話も。ワインバーザゲートで扱っているコーヒーはグァテマラのサンセバスティアン農園。しかも2008。グランクリュカフェ最初の年のヴィンテージですね。それをネルドリップします。

飲んだ味は結構酔っ払ってたこともあるけど、味の広がりボリューム感には多少欠けたかな?いやおいしかったですけどね。ただ良いワイン飲んだ後だとさすがに負けます。それは仕方ないか。また今度飲んでみよう。

ワインバー・ザ・ゲートの店舗情報

住所:東京都港区赤坂3-15-11 リンツリービル 2・3F

電話番号:03-3583-0385

営業時間:[月~金] 18:00~翌3:00(L.I.翌1:30) 
[土] 18:00~翌2:00(L.I.翌12:30) 

定休日:日曜、祝日不定休