アシェットデセールとコーヒー

アシェットデセールの専門店

ここ最近はアシェットデセールの専門店が増えてきてますね。走りはヨロイヅカさんとこだと思いますが、数年経って、より専門的な特徴的なお店が増えています。


前だったら皿盛りといっても、普通のケーキと変わらないじゃん!みたいのが多かったのですが(盛り付けだけはキレイ)、今はお店で食べるからこそ出来るデセールが増えています。そういうデセールは以前はレストランでしか食べれませんでした。


深沢にあるデセール ル コントワールで使っているコーヒーはご近所のハーモニー。ちょっと面白かったのが、お菓子はグラムをきちっと計るのが基本ですが、ここのコーヒー、使う粉の量、目分量…。それがなんかおかしかった。
コーヒーは粉で仕入れていることもあり、まぁハーモニーで飲む味とはずいぶん違いますが、お菓子屋のコーヒーとしてはとてもいいですね。


デセールはチョコレートスフレにミルクラム(コンフィチュール)をかけると抜群でした。メニューは他にババとかクレーブムリュレと言ったわかりやすい定番もの。


ちょっと衝撃を受けてしまったお店が、文京区小石川にあるコータヨシオカパティスリーテーブル。きれいで真っ白な開放感のある店内、その雰囲気と、店主の吉岡さんのやわらかい雰囲気がよく合っている。一体感のあるお店です。


カウンターで目の前で吉岡さんがデセールを作ってくれるのですが(ゼロ距離と言ってました、先のコントワールもそうです)、カウンターには吉岡さんしかいません(裏のキッチンにはいます)。もうこのお店は吉岡さんのカラーそのものです。マスターしかいない個性的な自家焙煎店に共通する魅力があります。


その点、浦和のアカシエ サロンドテなんかは、デセールは圧倒的に美味しいけど、若い男の子がカウンターに立っていて、店主のカラー、一体感を感じません。


吉岡さんはイギリスで修行した方なので、コーヒーではなくて紅茶(ダージリン)を飲みました。イギリスだけあって、ダージリン何チャラ農園みたいのではなくて、ブランドの名前で売られているもの。やっぱりダージリンを飲むならリーフルとかがいいな。コーヒーはどうなんでしょう?


最後に表参道にあるデセールレストラン、リベルターブル。お菓子のコースって、銀座ミラヴィルインパクトで悲しい思いをしているので、あんまり…だったのですが、リベルターブルはとんでもなくいい。


デセールのコースというより、お菓子の素材を使った料理のコースなんですよね。お肉とか出てきます。そのソースがフルーツなどを多用したもの。


お願いしたワインとのマリアージュはいまひとつだったのですが(頼んだものが悪いのかな?)、一つ一つの料理お菓子の完成度インパクトはかなりのもの。新しい味わいでした。


残念だったのはコーヒー。えーと、ネスプレッソです…。たくさんの種類があって、ディスプレイ的にはキレイなのですが、味は全然あかんね。もしかしたら美味しいかも?って思いながら注文しましたが、ホントによくない。リストレットって名前のにしたら、量はルンゴだし…。量もリストレットでもらったらまた印象違うのかな?


提供の仕方とかはキレイなので、もったいないなぁ。デセールのお店ならやっぱり飲み物にもこだわってほしいかな。