ビオディナミのインドとブラジルのコーヒーを出来るだけビオディナミらしく飲んでみた

ビオディナミコーヒー

ビオディナミのインドとブラジルのコーヒーを出来るだけビオディナミらしく飲んでみた

以前飲んだビオディナミのコーヒーを家でも色々と試してみたくて、アタカ通商さんからサンプルを購入しました。

コーヒー豆はインド・パルマアディ農園ナチュラル・バイオダイナミックです。地域はニルギリなんですね。紅茶の産地ですね。ケント種とのこと。

もう一つ、ブラジル・カモシム農園ジャクー・バード・コーヒー・バイオダイナミックも一緒に送ってもらいました。品種はイエローブルボン、カツカイ、イアパール59、イカツプレコース。コピルアックの鳥バージョンですね。それでいてビオディナミって、盛り込みすぎな気はします‥

生豆ですので焙煎しないといけませんが、友人に依頼。本当はビオディナミらしく焙煎するには自分で行った方が良いのですが、昔は手網と手造りの焙煎機がありましたが、処分してしまったのでないのと、小さな子供がいる家で焙煎するのは難しいという判断です。

ビオディナミらしく‥ここが一番難しいポイントです。本当は色々と焙煎時に行って欲しいことがあったのですが、上手く伝える自信がなかったので諦めました。少しだけビオディナミぽい処置をしてから友人に郵送しました(処置してないものも同時に送りました)

友人に指定したのは焙煎する日にちだけです(これだけでも何言っているかわからないですよね?)

やったこと、やりたかったけど出来なかったことを書きたいところですが、びっくりされてしまうと思うので書きません。抽出も普通のやり方ではありません。

ビオディナミのコーヒーというものは誰もきちんと道筋を考えていません。当然どうやったら一番良いかは誰もわかっていない分野です。

なのでどう扱ったら良いかは自分で考えるしかありませんが、ビオディナミに詳しい方なら僕がやったこと、やりたかったことを想像出来るでしょう。

ワイン業界でもビオディナミをきちんと理解している人は少ないです。ビオディナミの表面的なことだけしか知らない人ばかりです(僕も完全の理解しているわけではありません)

今の世の中の常識とはかなり異なったアプローチを取るので、説明を聞いても??となってしまう方が多いはずです。

月の満ち欠けに合わせて農作業をするとか、特殊なプレパラシオンを作って畑に散布する、くらいはワインのプロならみんな知っていますが、本質はそこではないと思います。

当然アタカ通商さんも理解出来ていないのは説明を読むだけでもわかりますし、ワインの世界にも形だけ真似したなんちゃってビオディナミが多いですから、コーヒー農園がどの程度本気でビオディナミに取り組んでいるかはわからない部分です。

味から想像するしかないです。

真っ当なビオディナミのワインは、普通に開けて飲むだけでは美味しくない場合が多いです。飲むのにも技術がいります。上手に飲むことが出来ずに美味しくないと言っている人も多い分野です。

それとビオ(オーガニック)などと同義、または延長のように捉えている人も多いですが、まったく関係のない別物という認識が必要です(自然に栽培するという部分は同じではありますが)

僕はビオやヴァンナチュールには一定の距離を置いていますが、ビオディナミのワインは好き、というか一番理想としている部分です。加えてコーヒーの飲み方も出来るだけビオディナミ的に飲みたいと思っています(ブログには軽くしか触れていませんが、僕がやっていることを全部聞いたらかなり驚くはずです。現時点でコーヒー業界のプロで同意してくれる人は1人もいないと思います。というかそういう概念がない)

色々と足りない部分がある中ではありますが、初めての実験としては良かった気はしています。

ビオディナミコーヒー

処置をしたものとしてないものでは明らかに味は違いましたしね。

これを踏まえて次はどうするか?何が出来るか?悩みどころです。

ちなみにパルマアディとジャクー、詳しい情報はわかりませんが、どちらがビオディナミらしいかというとパルマアディでした(同じコーヒー豆ネットで販売しているコーヒーショップいくつか見つけましたが、間違いなく僕が飲んだのがビオディナミらしい味わいだと思っています)

どういう味だったかは‥また別の機会にでも。