珈琲職人の珈琲

珈琲職人〜職人の珈琲〜

珈琲職人は、西荻窪にある自家焙煎の珈琲店。カウンターで珈琲が飲めますけど、席数も少なく内装はごちゃごちゃしていて、ゆったりくつろげる感じではないかな。おせじにも雰囲気がいいとはいいがたいお店。雑然としていて物置みたい…。

珈琲職人って名前からも伺えますけど、とっても店主にこだわりがあるお店です。店主は珈琲好きが転じてお店まで持つようになったらしく、珈琲に対する知識はかなりのもの。色々と質問すると、質問した以上に答えてくれます…。話すのが好きなんでしょうね。珈琲好きだったら盛り上がりますね。

カウンターには珈琲豆が並んでいて、そこから選んで珈琲を注文します。香りをかいで好きなのを選んでもいいですし、好みを伝えて淹れてもらってもいいです。その場でブレンドして好みの味を作ってもらうなんてことも出来ます。メニューがないんですね。面白い。

以前はメニューがあったみたいですが、あまりにもどんどん珈琲のラインナップが変わっていくので使わなくなったようです。一応昔使っていたメニューもあり、見せてもらいましたが、メニューに載っている珈琲豆はほぼありません。

珈琲のラインナップは店主の個性が現れた面白い品揃えになっています。結構COEの珈琲豆もあったりするからすごいです。COE以外のコンテストの珈琲豆もありましたね。ついでに言えば珈琲以外のメニューがありません。フードもなし。

このお店のデフォルトは、ローストはミディアムハイ、抽出はペーパードリップ(コーノ式)、珈琲豆の使用量はちょっと多くて20gくらいです。言えばデミタスでも淹れてくれるみたいですし、珈琲豆の種類によってはネルドリップで淹れてくれたりします。使わないみたいですがフレンチプレスもあるようです。

あと微粉を取り除いたスペシャルっていうのもあります。同じ豆でもずいぶんと味がかわるとのこと。僕も普段はやりませんが、えぐみなどがあるコーヒーの時は微粉をとったりします。そうしたらずいぶんと美味しくなることもある。

珈琲職人の珈琲の味

いただいたルワンダ・マラバ(ブルボン種)は、独特の香味と味。かなりクセがありますね。豊かな酸味。苦味は弱いですが、じわっと口に残ります。モカにも似た感じの味わい。

もう一杯、ケニア・ギチツ農協(COE2007の何位かのコーヒー豆)。これはネルドリップが合うんじゃないかということで、ネルドリップで淹れてもらいました。

きれいで力強い酸味、ルワンダよりずっとシンプルな味わい。芯が通った味っていうのかな。そしてコクもあります。香りも豊か、マウスフィールもなめらか。
珈琲職人さんは、良くも悪くも店主の個性が爆発しているお店。気に入れば通っちゃうでしょうね。こんなお店もありだな。

珈琲職人の店舗情報

住所:東京都杉並区西荻南2-6-19

電話番号:03-5938-9812

営業時間:11:00~20:00

定休日:不定休