フォースウェーブ

ラテ

フォースウェーブ〜4th wave coffee〜

コーヒーの第四の波、フォースウェーブ。サードウェーブが使われだした時にすでにフォースウェーブを語る人もいましたが、現状、まだ小波程度で、フォースウェーブと呼べるくらいのものはない気がします。

フォースウェーブは機械化だ!などといった記事を何かで見ましたが、確かの機械化はどんどん進み、色んなことが自動にかつクオリティが高い状態で実現していくのだと思います。

どんどん便利になっていくでしょうね。

ただこの機械化はある一定のところで反動が来るとは思っています。やっぱり手で抽出した方が美味しいという流れが来る気がします。

機械化が進むと安定感は増しますが、感動は少なくなる気はします。結構人のエネルギーは大事です。機械と人では違う味になるのは間違い無いです。どちらが良いとかでは無いですが、人の手による温かみが重視されるはずです(フォースウェーブは誰が淹れたか、という人にスポットが当たるという記事も見ましたが)

エスプレッソの良い点は全てを機械化しなかったことだと思っています(全自動のエスプレッソマシンもありますが)

それが個性を生み、機械抽出にも関わらず機械的な味になりすぎない要因だと思います。

それはそうと僕はフォースウェーブはナチュラル化だと思っています。今でもオーガニックのコーヒーはありますし、随分と美味しくなってきているとは思いますが、まだまだで、美味しいコーヒーを飲みたい時にオーガニックだから美味しいはずだと思う人は少数だと思います。

体に良さそうだからオーガニックを選ぶ人が大半な気がします。コーヒーのオーガニックはまだまだ半端です。

きちんとしたオーガニック栽培をしたなら品質は向上します。間違いなくします。現状ではオーガニックにすることが目的で大事な他の要素を削ってしまっているのだと思います。

病気にも弱いコーヒーで、ナチュラルな栽培をするのは難しいことですが、雨が多く病気になりがちなボルドーでも今はナチュラルなワインが増えているわけですし、やり方はありそうです(実際難しいと思いますが)

灌漑とかそういった部分も考えていかないといけない要素です。

加えて他の記事にも書いていますが、ビオディナミのコーヒーも少しは増えると思います。ただどの程度精度の高いビオディナミが行われるかは怪しいですね。

きちんとビオディナミを行えば土壌の力が強くなりますし、化学肥料などを使用せずに強い土壌が作れるのですが、理解するのが難しい分野なのでそこまでは増えないかな、とも思います。

何にしても、それがフォースウェーブではないとしてもナチュラル化の流れは絶対かなと思っています。10年後とかかな?