ファンキー・ナチュラル〜Funky Natural〜
生産方式の違いでどういう風に味が変化するのか、色々と知りたかったので、飲んだことない生産方式のコーヒー豆を探して飲んでいます(僕はよく精製という言葉を使っていましたが、今は多くの方が生産方式と書いているのでそれが一般的なんですね?昔の文章を直すことはしませんが、プロに倣って生産方式と表記していきます)
珈琲工房HIRASHIMAのファンキー・ナチュラル
今回はファンキー・ナチュラル。珈琲工房HIRASHIMA(珈琲工房ヒラシマ)というロースターからネットで購入しました。
珈琲工房HIRASHIMAは名古屋にあるスペシャルティコーヒー専門のコーヒーショップで、豆売りのみのお店のようです。
コーヒー豆はニカラグアのリモンシリョ農園のブルボン・ファンキー・ナチュラルです。
ニカラグアのマタガルバ地区だそうです(全然分かりませんが)
ファンキー・ナチュラルのプロセス
ファンキー・ナチュラルは、コーヒーチェリーが入った袋を黒いビニールシートで覆い、中に水をかけて発酵させてから乾燥工程に入る造り方です。
通常は発酵臭がしないように発酵が起こりそうな要素は取り除きますが、ファンキー・ナチュラルは敢えて発酵を促して独特の香味を作り出しています。
わざわざ水をかけるのは凄いですね。発酵というか腐敗のような感じ(ギリギリその境目か)
ニカラグアのリモンシリョ農園ブルボン・ファンキー・ナチュラルの味わい
実際に購入したコーヒーはそこまで癖は強すぎず美味しい。かなり発酵臭強いかも?と不安な気持ちもありましたが杞憂に終わりました。
いつものようにざっくりとしたペーパードリップで。
ワイニーという感じではなく、発酵臭というのがしっくり来ますが、やりすぎなところまではいっていないので、これはこれで良い香りだと思います。でも多くの人がワイニーナチュラルの方が良い香りだと思う気がしますし、あえてこの工程を取る必要性は見えてこないかな?
もちろんバリエーションとして色んな味が楽しめるのは嬉しいことではありますけどね。
じんわりした柔らかさがあり、ゆっくり旨味も広がります。酸もキレがある感じではなく、ジュワーと広がります。土っぽさ。大きな味わいではないです(少しこじんまりとした)
一度飲んだくらいではファンキー・ナチュラルの特徴を掴みきれないのですが(焙煎や自分の抽出の問題もありますし、生産者によってその度合いも違うでしょうから)0と1では随分と違うと思うので少しづつ色んなコーヒー豆を試していこうと思います(1と10もまた全然違うので何度も飲みたいですね)
生産方式がナチュラルとしか書いていないとしても、生産者は独自の方法をとっている可能性がありますので、工程による味の方向性を掴んで飲んで想像できるようになったら良いですね(でも多分そこまでは行けないかな?まだまだワインに力を入れないといけないので。それにコーヒーは楽に楽しみたいですしね)
珈琲工房HIRASHIMAの店舗情報
住所:名古屋市天白区元八事5丁目3-1
電話番号:052-720-3265
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜、第2第4月曜