ヴァンナチュールのお祭りフェスティヴァン!

フェスティヴァン〜FESTIVIN〜

自然派ワインのお祭り、フェスティヴァンに行ってきました。自然派ワインを扱うインポーターがたくさん出店していて本当にいろんなワインが飲めます。試飲というより、ただ楽しもうよっていうイベント。券を購入すれば、ほとんどのワインが無料で飲めます。

好きな造り手のワインがたくさんあってワクワクします。ただどんな造り手のワインがあるかは全て発表されておらず、実際に飲めるワインの情報はまったくありませんでしたから、行く前はドキドキ。

まずはグラブネル。イタリア、フリウリの代表的な生産者ですが、飲みたかった赤のルーニョはなし。でも白のブレッグ1998、流石に美味しい。

名だたるフランスやイタリアの生産者が揃う中、日本のワインを飲んでみます。やっぱりボーペイサージュ。日本のワインのレベルは上がってはいますが、それでもやっぱり銘醸ワインと比べたら…なんて印象を持っていた僕に、日本のワインのすごさを教えてくれたのがボーペイサージュ。以前飲んだラモンターニュは他にはない日本ならではの味わい。すごみはなくて、するーと絹のように入っていく口当たりとやわらかな味わいに脱帽しました。

今回のイベントで用意されていたのはプライベートリザーブ2011。モンターニュと同じくメルロで造られたワインですが、味わいは別物。微発泡していて色も淡い。これを初めて飲んだとしたらそこまで好きにはなっていないけれど、モンターニュの良さを知っているので、なるほど、こういう味のワインも造るのかという。生産者の岡本さんも来てました。

それから四恩。ローズ橙とブーケ赤の二種類。ラベルも特徴的だけど、味もなかなか良い。僕は始めのほうに行ったからすぐに飲めましたけど、後でみたら行列できてました。ボーペイサージュはなくなってました。並ばないと飲めないくらいになっていたのってここくらいなんじゃないかな?

ヴィラデストのワインも後で飲みましたけど、かなり酔っていたのであまり覚えておらず。ここも評判いいですね。


ルーションの生産者、ゴビーは、無料で飲めるのはコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュのみでしたが、有料スペースにはムンタダがありました。

ロワール、サンソニエールのリンゴジュースも良かった。同じくロワールのレ・カイユ・デュ・パラディはラシーヌと有料試飲でエヴィダンスを。

前に良く行く銀座のワインバーで飲んで以来気に入っていたアリス・エ・オリヴィエ・ド・ムールは、生産者がきていて特別ブースが出来てました。やっぱり美味しいシャブリ。それからアリゴテ。

自然派インポーターで一番好きなヴィナイオータ。タイバーネ2008、UVA、9cento2004、マッサ・ヴェッキア・ラ・クエルチョーラ2008、他にも大好きなラディコン他色々…。どれも美味い。でも他のワイン飲めなくなっちゃうから厳選して別れを告げる。

ジュラのドメーヌ・ガヌヴァも初めて飲みましたけど美味しかったなぁ。

有料スペースでは先のエヴィダンス、ムンタダほか、ヴァレンティーニのチェラスオーロ・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2008、カッペラーノのバローロ、それからシチリア、フランクコーネリッセンのマグマなんかを。

マグマはこれまた飲みたい銘柄だったのですが、扱っているヴィナイオータに行ったときに今回はコーネリッセン自体ないとのことでがっかりしてました。コーネリッセンはマグマの下のラインのロッソデルコンタディーノも面白い味だし、白のムンジベルもメチャ旨ですからね。残念だって話していると、有料スペースにあるなんて情報を。でも行ってもない。まだ届いてないとか。後でもう一度行ったら、ありました、というかあけてくれました(最初からあったんじゃ…)。

他にもいろいろと飲みましたけど、もうフラフラ。真剣に味わうとかではなくて気軽に飲むのが一番楽しい。酔っ払いすぎて、いくつか飲みたかったワインを忘れてしまいましたが、それもまた良し。アルザス、シュレールの赤とか、ボジョレ、ラピエールの古いワインとか飲みたかったですね(いやあったかも知らないけど)。

フェスティヴァンは食べ物も豊富。こちらはお金がかかりますが、結構知られたお店が出店してます。いつか行ってみたいと思っていた山利喜のモツ煮を初めて食べました。美味しいですが、こういうのはお店で雰囲気を味わいながら食べたいですね。

こないだ行ったフィネスも出店していて、イノシシ、ヤマバト、ヤマウズラ、ライチョウ、カモ、フォアグラで作ったジビエのパテなんかを出してました。ジビエはベキャス食べたいなぁなんてシェフと話してたら、年を越すとベキャスはずっと旨くなるとのこと。また行かねば!(でも高いからなぁ…)。

サルメリア69は行列がすごい。かなり忙しそうだったので軽く声をかけるだけで通り過ぎる。こないだ買ったンドゥイアはすっごく辛いけど美味でした(カラーブリアの腸に詰めて造る豚肉のペースト)。

その隣には、中国茶のシンファ。ここのお茶はサルメリア69でも買えますし、新宿伊勢丹にもたまに出店してたりするのですが、69店主いわく、ここの中国茶とハムの相性はいいとのこと。これはもう少し詳しく話を聞いて試してみたい(シンファの店主に聞いても何でも合うとしか言ってくれなかった…)。

食べ物もたくさん食べましたけど、単純に味だけでいったら、ちゃんとお店に行って食べた方が美味しいと思いましたけど、お祭りで食べる屋台の料理ってのもまたいいもんですね。

非常に楽しいイベントでした。