ラ・シュエットで古酒を飲む

※2019年追記。ラ・シュエットは閉店しております。非常に残念です。ワインたちはどこへ？アメリカにはお店はあるのでしょうか？

ラ・シュエット〜La Chouette〜

ラ・シュエット〜La Chouette〜

六本木にあるラシュエット。フレンチのお店と紹介されたりもしますが、ここは完全にワインを楽しむお店。しかも高級なワインや古酒を楽しむお店です。かなりお高いですが、ワインの質を考えると実は安いお店。

もう本当に良いワインが飲みたい時はまよわず行くべしです。

ラ・シュエットのワインリスト

一時期、昔に比べてワインリストがかなり弱くなってとも聞きましたが、今は充実しています。まだワインリストがきちんとできてなくて、コピー用紙に書かれたのを見せてもらいましたが、ありえないくらい厚い。まぁお店に全部あるわけではないですけどね（倉庫がある、アメリカにもお店があって、そこにもたくさんワインがある。たしかアメリカのお店に5000種とか。ミシュラン星付きだっけ？）

ラ・シュエットのコース

飲みたいワインがあるなら、それをボトルで注文してもいいのですが、ワインを主としたコースが二種類あり（フランス中心のコースと、新世界のコース）、それがどちらも良い。18000円と27000円のコース。料理は同じでワインが違います。二人で行ってそれぞれのコースを注文。ワインをハーフにして出してくれるサービスも。

ワインが主といっても料理もちゃんと美味しい。まぁここより美味しい料理は全然ありますけど、ワインとセットで考えるとかなりいいです。美味しい上に脇役に徹する料理。

ワインは若いものも古酒も出ます。なんにしても美味しいです。今のサービスの方はとても若い方ですけど、経験値はかなりのもの。

古酒は料理なしで楽しむのが良いと思っている僕ですが、ラ・シュエットでなら料理とあわせても良いかなと思う。まぁ単体で飲むのと印象はかわりますけどね。

牛ホホの赤ワイン煮こみとか、リシュブールの余りで作ったことがあるなんて話も聞いたけど、それは食べてみたいですね。

ラ・シュエットのチーズ

そしてすごく良いのがフロマージュ。熟成度合い抜群。やっぱりワインにはチーズだ。銘柄こそ、エポワス、ゴーダ、ロックフォール、ミモレットなどといった定番ものだけど、メチャ美味い。旨味がしっかりと乗っています。

ラ・シュエットのワイン

若いワインだってフランソワラブノーのシャブリ2006とかアタランギ2009、キスラー2006とかいいの出てくる。食後に飲んだ甘口のヴィンテージポート、ダウズ2007はワインスペクテイターで100点とったみたいだけど、そこまでの良さはわからなかったな。これらのワインもいいですがやっぱり古酒の揃えと状態が素晴らしいです。以前記事に書いたラヴィユ・オーブリオン1980とかはラ・シュエットで飲んだものです。

グラスのワインは赤、白、泡一種類づつらしいですが、いいものをだしているそう。なのでワインバーとして軽く寄ってみるのも良い（電話はした方がいい）。

前に同僚が持っていたミシュランのビストロ本？にもラ・シュエットが紹介されていたけど、全然ここの本質が書かれていない。レストランだと思っていくと痛い思いをするだろうね。ワインが好きじゃなきゃ、そしてお金があるときじゃなきゃ行ってはいけないお店です。わかっていけばこれ以上ないくらい楽しいですよ。