手網焙煎が美味しすぎたバンカム都留。そして二層のネルドリップ

バンカム都留〜贅沢にコーヒー豆を使うダブルドリップ〜

山梨県の名前の通り都留にあるバンカム都留。結構名前は知られたコーヒー屋ですね。バンカムとは昔のコーヒーの呼び名の1つ(焙煎してないコーヒー豆)。

とても強烈な個性の店主。やさしい人柄だけど強い信念を感じます。

バンカム都留の手網焙煎にケニア

バンカムのコーヒーは少し前に友人がお店に行った時に、目の前で手網で焼いてくれたようで、そのコーヒー豆をもらったことがあります。

そのケニアがメチャクチャ美味しくて、手網でもここまでできるんだぁと感心してしまいました。かなりの短時間焙煎のようで、コーヒー豆は水にぬらして熱伝導を高めて、最初は火に当てるようにロースト。僕が今まで考えていたやり方とかなり違う…。でもすごく美味しい…。

このコーヒーを飲んで、お店にすぐ行こうと思った次第です…。

バンカム都留のダブルドリップ

お店で飲んだコーヒーは美味しかったのですが、手網のが美味い…、とか言ったら怒られるか。

でもこの後が本領発揮。ミュンヒのマスターとも知り合いみたいで、その4h抽出コーヒーに影響を受けたというダブルドリップが素晴らしい。

ネルを2層にして、コーヒーの抽出液でもう一度コーヒー抽出を行います。

上のネルにはフレンチブレンドを、下のネルにはマンデリンをそれぞれ30グラムづつ(通常のドリップもコーヒー豆30グラム使ってました。贅沢だね)。上と下でコーヒー豆を変えています。

飲んだ時はなんのコーヒー豆を使っていたのかわからなかったけど、密度の濃い厚みのある味わいは2種のコーヒー豆を使っているからか。

温めの温度で、口当たりは非常になめらかで柔らかい。変な刺激がない。酸も苦味もしっかりあるけど、まろやかな旨みが前面にでています。濃いけどさらっと飲める。

さすがのクオリティ。ミュンヒのそれとはまた違った魅力的な味わいでした。単純にコーヒー粉60グラム使うのとはまったく違うらしい。コーヒーは濃い方から薄い方に流れるという考え方から作ったそうです。

バンカム都留のスペシャル

もう一つ、スペシャルというコーヒーもいただきました。これは吉祥寺もかに影響を受けて作ったそうで、いわばエクセレントの温かいバージョン。悪くはないけど、これは甘みが単調でそこまでではなかった。

バンカム都留のコーヒー焙煎

0分焙煎とか、自由水が付かない様に焙煎後、冷め切らないうちにコーヒーを出すなど、独自の理論が聞いていて楽しい。なによりオリジナリティにこだわり、学んでも真似はしないという姿勢に共感できます。


マスターはランブルの関口さんや、もかの標さんにかわいがられていたなんて話を聞いたことありますが、美美の森光さんとエチオピアやイエメンにも行ったことがあるみたいですね。その時かはわからないですが、日本上陸前のスターバックスの方ともまわったとか。

味も話も楽しめました。

バンカム都留の店舗情報

住所:山梨県都留市上谷1571-4

電話番号:0554-45-2260

営業時間:[1F] 11:00〜22:00
     [2F]11:00〜14:00・17:30〜22:00

定休日:日曜