ネル・クラフト・チョコレート・トウキョウ〜nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO〜
日本橋浜町に今年2月にオープンしたビーン・トゥ・バーのショコラトリー。ビーン・トゥ・バーのお店の中では最も洗練された味わいだと思います。
シェフショコラティエの村田さんはフランスやルクセンブルクのパティスリーにいた方のようです。ルクセンブルクの伝統菓子とか食べてみたい。自ら生産地に行って選び抜いたカカオを使用しているそうです。多分一番ベトナムのカカオに力を入れている気がします。
パッと見はかっこいいお店ですが、よく見るとテーブルとかはそんなに凝った感じではない気もします。お皿やカトラリー、小物類はとても良い感じです。和を感じさせる造り。ボンボンショコラに組み合わせる素材も和のものが多いです。
少し寒々とした雰囲気です。お客さんがほとんどいないせいもあるかな。たまたま居ないのか、こんなもんなのか。
良く言えばクールな雰囲気です。チョコレートの味わいもクール。チョコレートのお菓子を食べたかったけど、単品がないという。コーヒーとのセットのみ。
コーヒーが質の高いロースターのものだったら、それを選んでも良かったんだけど、聞いても今ひとつわからない感じだったので止めておきました。サイフォンで点てているようです。
ネル・クラフト・チョコレート・トウキョウのショコラドリンク
ホットとアイスのショコラドリンクをいただきました。
ショコラショーは3つの国からチョコレートを選べます。タンザニアとベトナムのブンチャプ、とハイチから選べます。
タンザニアのショコラショーと、ベトナムのチョコレートフロートにします。チョコレートフロートはチョコレートドリンクにチョコレートアイスが乗っています。
ショコラドリンクは他にはないくらい甘さがないです。甘味がないショコラショーは昔望んでいた味わいですが(昔は本当にどこも甘かった)、甘みを調節出来るものはあった方が良さそう。言えばくれたのか、この味がこのお店の味だからそのまま飲んで欲しいのだとは思いますが。
甘味がなくかつ重たさもない細身のショコラショーです。質感のきめ細かさ。香り高さ、でもちょっと近寄りがたい味。整った形だけど、単純に美味しいとは言い難い。鑑賞用のショコラショーとでも言うのか。
ベトナムはベリーの味わいと言っていましたが、ベリー系の味は確かにありますが、それよりも青っぽいというか紙っぽい。紙のストローのせいかと思って、グラスから飲んでもそうだから、こういうものなのでしょうね。
アイスも同じ味がします。アイスもベトナムなのかな?チョコレートドリンクの種類に応じてアイスも変えていているのでしょうか?
タブレットも色々と試食が出来たのでいただきましたが、滑らかな質感だと思います。
ネル・クラフト・チョコレート・トウキョウで使用しているカカオの質自体は良いんだろうけど、このお店の高揚感のなさは何だろう?なんだか冷めた感じ。ビーン・トゥ・バーのお店の中では質感も滑らかで洗練度があって良いと思うのですが、なぜか絶賛はできない感覚。
割と新しいお店なのでこれからまた変わっていくとは思います。また時間を置いて行ってみたいとは思っています。他のチョコレートのお菓子やボンボンショコラとか食べてないですしね。
ネル・クラフト・チョコレート・トウキョウの店舗情報
住所:東京都中央区日本橋浜町3丁目-20-2 HAMACHO HOTEL TOKYO
電話番号: 03-5643-7123
営業時間:10:00〜20:00
定休日:不定休