KAFE工船〜独特のゆるい空気感〜
京都にあるコーヒー屋、KAFE工船。ボロイというか味わい深いというか、そんなビルの二階にあるお店は独特の雰囲気でとても好き。ちょっと学校みたいな感じ。
奥には自転車がたくさんあって販売もしているみたい。店主は女性焙煎師の瀬戸さん。オオヤコーヒのオオヤさんと共同経営みたいな感じなのかな？味の方向性とか一緒に決めるらしい。
瀬戸さん自身とても独特の空気感があって、間がなんともいえず良い。ネルでゆっくり時間をかけてコーヒーを点ててくれるので、時間がない人は厳しいですね。そういう時間も含めて楽しいお店。
メニューには世界地図が描かれていて、コーヒー産地が表記されています。今あるコーヒー豆は産地のところにシールが貼ってあって、そのシールの色で焙煎度合いもわかるようになっています。ユニークなメニューだ。
そしてコーヒーはあっさりと、こってりが選べます。とてもゆっくり時間をかけて点滴抽出するのですが、ティーポットでコーヒー液を受けてます。保温効果？一人分の時はボウルだったかな。ネルも底の浅いものを使うのが特徴的（オオヤサンのスタイル）。ドリップ時速く落ちすぎたら、最初の液を捨てることも。これは初めて見ました。初めの一滴が大事だとどこのお店でも言うので目から鱗。
KAFE工船のコーヒーの味
お湯の温度は８０度とか言ってたかな。グラスで提供されるコーヒーは時間がかかるだけあって温い。でもそれが美味しい。初めて飲んだ時は、今まで自分が思っているコーヒーとは違う味だったためよくわからなかったのですが、何回か飲んでいくと美味しさに気づきます。
深煎りを割とあっさりと点てるスタイル（深ヤキとお店では表現。中ヤキでも深い）。こってりを頼んでもそこまで濃いコーヒーではないですね。深煎りは個人的には濃いめが好きなんですけど、KAFE工船のコーヒーは美味しい。
ある時飲んだハワイコナはとても味わい深い余韻の長いコーヒーだった。
使うコーヒー豆はある程度寝かせて熟成させたものだけど、販売用は新鮮なもの。
京都っぽいなぁって思うお店、セトさんのキャラクターとお店の感じがとても合っているし、居心地が良い。京都に来たらお茶も良いけど、コーヒーも良いなって思えるお店です。
KAFE工船の店舗情報
住所：京都府京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448 清和テナントハウス2F G号室
電話番号：075-211-5398
営業時間：11:00～21:00
定休日：月曜、火曜（祝日は営業）
