珈琲とブン
珈琲の生まれ故郷はエチオピア(古代アビシニア)と言われています。正確に何時発見されたのかはわからないのですが、様々な伝説があり、カルディの踊る山羊の話なんかが有名ですね。
発見当初の珈琲豆の呼び名は「ブン」といって、最初はただ噛んで楽しんでいたようです。
次第に楽しみ方も変わっていき、葉と実を熱い湯に浸して、お茶のようなものを作りました。豆を挽いて脂と混ぜて食事のようにしても楽しんだようです。
発酵させた果肉からは酒を造り、軽く炒った果皮からはキシルという甘い飲み物も造られました。
そして16世紀になり、初めて焙煎した豆を挽いてから抽出した、現在のような珈琲が生まれます。
珈琲粉を湯で煮出す飲み方で、今でもエチオピアではこういった飲み方をしているそうです。珈琲粉の浮いた粉っぽい珈琲です。