ビアライゼ98のビール
ビアライゼ98は、伝説のビアホール「灘コロンビア」で17年間修行した松尾さんという方が開いているお店です。
なんでも、灘コロンビアのビールは、ビール観が180度変わると言われた程のビールだったんだとか。
灘コロンビアのビール注ぎの名人であった新井さんは既に亡くなっているので、唯一、直伝の技を引き継いだ松尾さんのいるビアライゼ98は貴重なお店なんですね。
ずっと行きたいと思っていたのですが、初めての来店。新橋なのでちょっと歩いて17時くらいだったのですが、もうほぼ満席くらい混んでます。小さな家庭的な居酒屋って感じがします。
カウンターに座り、さっそくビールを頂きます。狭いけど、居心地は悪くないです。テーブル席もありますが、カウンターが空くのを待っているお客さんもいましたね。
ビールはこの日は3種類ありました。アサヒ樽生、ヴァイツェン、スタウト。全部アサヒのビールです。メニューにはアサヒ以外のヨーロッパのビールもいつくか載っていましたが、ないみたいでした(サーバーが3つしかないので、ヴァイツェンが空いたら、バスペールエールに替えるとは言ってました)。
使用しているサーバーは、戦後まもなくして製造されたという旧式のもの。ビールは、かち割り氷を使って冷却するという昔ながらのやり方なんだそうです。サーバーが他のお店とは全然違うんですね。ディスペンサーも旧式で、官が太いため扱いが難しいようです。
サーバーの上には下仁田ネギみたいのが載っていました。食材置き場になっているなんてね…。
アサヒのヴァイツェンやスタウトは飲んだことないので、ちょっと興味ありましたが、やっぱりアサヒ樽生580円を注文。
すぐにビールが出てきます。このお店のビールは、一度勢い良くビールを注ぎ、泡立て、上の目の粗い泡をカットします。泡が落着いたら、継ぎ足すという注ぎ方をします。
二度注ぎですが、ずいぶん早く出てきました。もっとかかるのかと思ってましたね。注ぎに時間をかけるお店もありますよね。
泡はさすがにクリーミー。泡につまようじを立てるパフォーマンスを昔テレビで見たこともあります。
泡持ちも良いですが、飲み終わるまで泡が残っているわけではありません。
味わいは非常にすっきり。苦味が少なくクリアな味わいです。家でスーパードライを飲むと必ず感じる不快なフレーバーはありません。
ぐいぐい飲めちゃうビールですね。でも価値観が変わってしまう程の味わいではないな。確かに美味しいけどね。今まで飲んだアサヒのビールの中では一番美味しいです。
カウンターの奥にグラスが並んでいるのですが、ちょっと遠くて見えなかったのですが、たぶんクリーク用のグラス(ベルギーのさくらんぼビール)もあったので、出している時もあるのかな?
つまみで頼んだ、芽クワイを素揚げしたものは、美味しかった。でもメンチカツは…。人気ある料理らしいけど、衣が厚くて固い。肉の味わいも物足りない。
お店は温かみがあって良い。活気もあるしね。ただそんなに広いお店ではないので、入れないことが多そうですね。ビールが好きなら一度は行ってみた方が良いお店でした。
ビアライゼ98の店舗情報
住所:東京都港区新橋2-3-4 新橋パークビル1F
電話番号:050-5869-3571
営業時間:ビアホール営業
[月~金]
16:00~22:30(L.O.22:00)
[第1.3.5土]
16:00~21:00(L.O.20:30)
ランチ営業
[月~金]
11:30~14:00
定休日:日曜・祝日・第2.4土曜