宮越屋珈琲新橋店
久しぶりの新橋の宮越屋珈琲。やはり雰囲気あって良いですね。外観は少し軽いファミレスっぽさを感じなくもないですが、店内はこれぞ喫茶店という良い空気感。
重厚すぎない程よい加減。
行く前は久しぶりにネルのデミタスが何か飲みたいなぁと思っていましたが、2008年のCOE〜カップ・オブ・エクセレンス〜を寝かせたオールドビーンズのメニューがあり、それにしてみます。エルサルバドルのコーヒー豆です。順位や農園名などは不明。
宮越屋珈琲にしてはローストが浅いようで、デミタスではなく普通の量をお勧めされたので、その通りにします。
クラシックなラインナップだと思っていた宮越屋珈琲ですが、こんなメニューもあるんですね。今はエルサルバドルですが、違う国のCOEを熟成させたオールドコーヒーもあったようです。
エルサルバドルCOE2008のオールドビーンズの味わい
そしてこのエルサルバドルCOE2008のネルドリップが抜群の美味しさでした。
※結構昔の記事ですが宮越屋珈琲のことを書いてます。宮越屋珈琲ではCOEとか飲む必要ないって書いてる笑
トリュフのような香味、深み、苦いと酸味のバランス、ひたすら丸くじんわり、ゆっくり滑らかに広がります。オールドらしい熟成感と旨味ののり方が秀逸。余韻が長い、ゆっくり伸びていきます。
このコーヒー今カッピングしたら、点数低くなってるんだろうなぁ。COEに選ばれないだろうなぁなんて思いながら飲みましたが、これぞ日本ならではのコーヒーの美味しさだと思います。
このコーヒーは飲めて良かったです。コーヒー屋巡りから離れているとやっぱりダメですね。定期的に行かないと出会えないコーヒーがたくさんある。
このコーヒー豆は一階にあるプロバットで社長が焙煎したものだそうです。今でも本当に社長が焙煎に来ているんですね。通常のラインナップは北海道で焙煎したもので、ちょっと特別なコーヒー豆はここで社長が焙煎しているようです(北海道の焙煎機もプロバットのようです)
社長はもう焙煎してないんじゃないだろうかと勝手に思っていましたが、ちゃんとやってました。素晴らしいですね。
宮越屋珈琲はいつも抽出が美しい。たっぷりコーヒー粉を使い、抽出中、こんもり綺麗に盛り上がります。とても美味しそうです。
膨らめば良いというものではありませんが、本当に美味しそうだし、実際美味しい。
こういうコーヒー屋を何店も作っている宮越屋珈琲は本当に凄いと思います。