カフェ・ド・フルカワ〜cafe de FURUKAWA〜
いい喫茶店といった感じのカフェドフルカワ。場所は栃木県足利。お店の内装雰囲気も大好きだけど(ありそうだけど他とは違う魅力がある)、加えてコーヒーが美味しいから言うことない。
マスターもコーヒーに強いこだわりがありそうなんだけど、おごった所がなく優しい。メニューに書いてあることを読むと少し頑固なのかと感じたけど、そんなことはなくとても好感が持てる。
カフェ・ド・フルカワ〜ランブルや吉祥寺もかの話〜
ランブルや吉祥寺もかの話も出来、ランブルの昔のコロンビアスプレモはそれはもうすごい美味しさだったらしい。このコロンビアに、森光さんが感動したというグァテマラ、関口さんがよく著書などで語るDLマタリ…みんなどんな味だったんでしょうね。
やっぱりランブルは昔かなりロースト深かったとのこと。吉祥寺もかには毎週通っていたほどで、森光さんとも顔見知りのよう。
カフェ・ド・フルカワのコーヒー豆
スペシャルティは絶対ではないけど、ほとんど使ってないそうです。いやここのコーヒー飲む限りスペシャルティ必要ないですね。
やっぱり深くローストできる豆を選んでいるようです。でも否定はしていませんでした。
素材の個性を生かしたローストと、自分の味の二種類のコーヒーが置けたらなんて話も。いいですよね。焙煎豆のピークは1週間後くらいなんじゃないかと言っていました。コーヒー豆によっては20日目なんてのもあるけど、人には勧められないと。
カフェ・ド・フルカワのコーヒーの抽出
カフェ・ド・フルカワの抽出についてですが、コーヒー粉の量はそんなに多くないですね。多いものでも13グラムみたいです。でも抽出量は多いものでも110ccとのことなので薄いコーヒーではないですね。
ネルドリップの点て方ですが、最初はゆっくり点滴。メニューには1分でエキスを出すと書いてあります。エキスが落ち始めたら、湯を太くしていきます。蒸らしなし。湯は、泡が上下しないよう一定に保ち、外す時まで注ぎ続けます。
ネルの下には細い線のようなものが。エキスをここだけに集めます。美美のネルのぽっちと似てますねぇなんて聞いてみたのですが、真似したわけではなくて、結果的に同じような形になったとのこと。最終的にはここに向かうのね。
カフェ・ド・フルカワのコーヒーの味
マンデリン、エキストラクト、サービスの苦味のブレンドをいただく。マンデリンだけ多いコーヒー粉で大量に落としてました(理由聞いた気がするけどわすれました)。
出てきたコーヒーは深い黒なんだけど輝いている。キレイな水色です。甘い香りでてますねー。とてもいいです。濃い色だから味わいも力強いかと思いきや、意外な程飲みやすい。なめらかにスーっと入って、それ後膨らみます。
エキスクラクトもすごく美味しい。香りいいなぁ。こういうコーヒーを飲むと、甘みをつけてミルクを加えたコーヒーが一番美味しいんじゃないかと思ってしまう…。
カフェドフルカワにはブレンドで、コスモポリタンというコーヒーがあるのですが、このコーヒーは自分のブレンドではなく井上誠先生の味らしい。一年研究して味をみてもらい、半年後やっと出せたとか。
井上先生は色んなコーヒーの美味しさを理解していた人だったようです。会ってみたかったですね。関係ないけど、中目黒のカウブックスに井上先生の珈琲誕生という本が売っていて衝動買いしたばかりでした(カウブックスは素敵なブックカフェですね。コーヒーは中川ワニさんのだったりしますし。でもマシンで入れるコーヒーは美味しくないと思う)。
もちろんコスモポリタン買って帰りました。何からなにまで楽しめたお店。名店です。
カフェドフルカワの店舗情報
住所:栃木県足利市昌平町2360
電話番号:0284-42-1151
営業時間:[月・木~日] 6:30~11:30 14:30~17:30
[火] 6:30~11:30
定休日:水曜