台湾のコーヒーロースター
日本以外のアジアのロースターのコーヒーはほとんど飲んだことありませんが(表参道のコーヒーマメヤで香港のロースターのコーヒー豆を買ったことがあるくらいかな?)、今回思いがけず手に入れることが出来ました。コーヒー雑誌、スタンダート・ジャパンに付いていたコーヒー豆です。
スタンダート・ジャパン〜Standart Japan〜
割と最近知ったコーヒー雑誌のスタンダート・ジャパン。9号まで出ている雑誌ですが、面白いのは定期購読するとコーヒー豆が付いてくることです。
それも日本ではなく海外の名店(といっても名前知らないとこばかりですが、有名なのでしょう)のコーヒー豆が付いています。
海外のコーヒー屋のコーヒー豆はなかなか手に入れることが出来ないので非常にありがたいです。
9号から定期購読をお願いしていますが、最初から欲しかったですね。
本の内容も良くあるコーヒー雑誌とは毛色が違います。若干読みにくい文章が多い気もしますが、新たな視点に気づかせてくれる記事もちらほら。
バーグ・ウー〜Berg Wu〜
今回付いてきたコーヒー豆は台湾のロースター、バーグ・ウーのエチオピア・イルガチェフェ。ウリ〜wuri〜というウォッシングステーションのもの。これがまた思いの外美味しかった。
バーグ・ウーさんはワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2016優勝者
バーグ・ウーってなんだろ?って思っていたら、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2016で優勝した方の名前なんですね。台湾のバリスタ・チャンピオンシップでは3年連続優勝というからすごい(きっとコーヒー好きはみんな知っているんでしょうね‥)。
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2016では、パナマ・フィンカ・デボラ・ゲイシャを使用し、エスプレッソ抽出前にポルタフィルターを使用前に冷水で冷やしてから使用(普通に使うと抽出後、ポルタフィルターの温度が90度になり、パナマ・ゲイシャのアロマが蒸発してしまうため)。
焙煎は150〜160度あたりの温度上昇をゆっくりにしてメイラード反応が長く続くようにしているそうです。
シグネチャードリンクも凝ってますね。エスプレッソと水出しのアールグレイを合わせ、ジャズミンとマンダリンオレンジの香りをアロマデフューザーで付け、窒素ガスとともにシェイク。うーん、飲んでみたい。
バーグ・ウーさんの実店舗、シンプル・カッファ〜Simple Kaffa Flagship〜
台北にある実店舗はシンプル・カッファ・フラッグシップという名前だそうです。2019年の3月に出来たばかりなんですね。元々はザ・ロビー・オブ・シンプル・カッファ〜The Lobby of Simple Kaffa〜というお店をやっていましたが、新しいお店になったようです。焙煎もバーグ・ウーさんが行なっているのでしょうか?
バーグ・ウーのエチオピア・イルガチェフェの味わい
このバーグ・ウーさんのエチオピア・イルガチェフェは、サラッと薄めに点てたのですが、丸みがあって穏やか、静寂、優しく伸びる酸味、雑さが全くありません。複雑な香味、ジャスミン、柑橘、フレーバーの溶け込み。質感の柔らかさと浸透性、フレッシュかつしっとりです。
鮮度的には良いとは言えないのに、十分すぎるくらい美味しいコーヒーでした。これは他のコーヒー豆の味わいも気になりますね。バーグ・ウーさん本人に点ててもらったコーヒーも非常に飲んでみたい。
現在、台北はコーヒーブームだそうですが(ワールド・ブリュワーズ・カップ2017の優勝者も台湾の方なんですね)、内装などもおしゃれなところが多いようで、写真を見ただけでも非常にカッコいい。東京に負けてないです。
昔、15年くらい前に台湾に行った時は、そんなお店全くなかったですから、今行くと驚くかもしれません(新しいカッコいいお店が増えることが良いことなのかはわかりませんが)。
シンプル・カッファ・フラッグシップの店舗情報
住所:100台北市中正區忠孝東路二段27號(No. 27, Sec. 2, Zhongxiao East Road, Taipei)
営業時間:09:00〜18:00